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位置決めとモーション制御搭載のACサーボドライブ、減速機と組み合わせて提供:FAニュース
住友重機械工業は、位置決め、モーション制御機能を搭載したACサーボドライブ「GS-300」シリーズを発売した。減速機と組み合わせて提供し、単軸用途などのシンプルな制御やインバーターからの置き換えに適している。
住友重機械工業は2025年1月17日、位置決め、モーション制御機能を搭載したACサーボドライブ「GS-300」シリーズを発売した。同社の減速機と組み合わせて提供することで、サーボ化が進む一般産業分野のニーズに応える。
サーボドライバにはモーション制御機能(PRモード)を搭載し、99個のプログラムの運転が可能。デジタル入力とRS-485通信入力に対応したプログラムの実行により、PLC(プログラマブルロジックコントローラー)やMC(モーションコントローラー)を削減できる。単軸用途などのシンプルな制御や、駆動部の高応答性、小型化を目的としたインバーターからの置き換えなどに適している。
同社のサーボモーター用遊星歯車減速機「IB」シリーズ(P1、P2、PK1タイプ)およびサーボモーター用サイクロ減速機と組み合わせ、減速機付きサーボモーターとして出荷検査をするため、組み付け工数や不具合の削減に貢献する。その他の同社の減速機ラインアップへの対応も予定している。
サーボドライバは0.1〜7.5kWの11容量、パルス入力(Mタイプ)、EtherCAT通信仕様(Eタイプ)の合計22種類、サーボモーターは0.1〜7.5kWの11容量、ブレーキ(無、有)の合計22種類を展開する。
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