ニュース
高速3Dビジョンセンサーを組み合わせた7軸協働ロボットシステム:協働ロボット
クラボウは、Flexiv Roboticsと業務提携契約を締結した。クラボウの「KURASENSE」とFlexivの「RIZON」を組み合わせた7軸協働ロボットシステム「KURAVIZON」を販売する。
クラボウは2025年1月9日、Flexiv Robotics(Flexiv)と業務提携契約を締結したと発表した。また同日、クラボウの高速3Dビジョンセンサー「KURASENSE(クラセンス)」と、Flexivの7軸協働ロボット「RIZON(ライゾン)」を組み合わせたオートメーションシステム「KURAVIZON(クラビゾン)」の販売を開始した。
KURAVIZONは高度な力制御機能を備え、協働作業での人や物との接触を高感度に検知する。また、「押す」「引っ張る」などの動作を自動補正して作業を継続できる。このような検知や制御の機能向上により、材料搬送やコネクターの嵌合などさまざまな不定形物を取り扱う作業を自動化する。
7軸協働ロボットは、一般的な6軸協働ロボットと比較して可動域の死角が少ないため、繊細な動作ができる。工場の作業現場のほか、企業や大学の研究室などワークスペースが限られた場所でも優れたパフォーマンスを発揮する。
また、クラボウはRIZONの日本国内販売も開始する。最大リーチが955mmの「4kg可搬モデル」、990mmの「4kg可搬 高精細モデル」、1015mmの「10kg可搬モデル」の3モデルをラインアップしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
協働ロボットを安全柵なく使うために必要な「リスクアセスメント」とは何か
協働ロボットを用いたアプリケーションに関するガイドライン「ISO/TS15066」に基づき、リスクアセスメントを実施する上での注意点を前編と後編の2回に分けて説明する。未自動化領域に挑む協働ロボットが自律的にジャガイモを箱詰め
安川電機は「第9回 スマート工場EXPO」において、「MOTOMAN NEXTシリーズ」の協働ロボットを使ったデモンストレーションを披露した。URがAI機能開発キットやROS2対応の次世代ソフトウェア、動くワークに追従も
ユニバーサルロボットは「第9回 ロボデックス」において、AI(人工知能)を使ったロボットアプリケーションの開発を促進するAI Acceleratorなどを披露した。協働ロボットのリスクを低減する国際規格「ISO 12100」「ISO TS 15066」とは
ユニバーサルロボットは2020年5月22日、協働ロボットのリスクアセスメントの進め方を解説するウェビナーを開催。リスクアセスメントの国際規格「ISO 12100」「ISO TS 15066」などを扱った。協働ロボットが人の隣で働くために行う、ISO/TS15066に基づくリスクアセスメント
協働ロボットを用いたアプリケーションに関するガイドライン「ISO/TS15066」について紹介し、リスクアセスメントを実施する上での注意点を説明する。今回は後編としてISO/TS15066にあるサンプルケースを基により具体的にリスクアセスメントの進め方を紹介する。事例で振り返る協働ロボットの使いどころ
成果が出ないスマートファクトリーの課題を掘り下げ、より多くの製造業が成果を得られるようにするために、考え方を整理し分かりやすく紹介する本連載。第14回では、「使いどころを探すのに苦労する」という声の多い協働ロボットについて、実際の事例をベースに紹介します。