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「らくらくスマートフォン」の最新機種が日本初のエコマーク認定スマホに:サステナブル設計
FCNTは2025年1月30日に発売する「らくらくスマートフォン F-53E」が、国内で販売されるスマートフォン/携帯電話で初めてエコマーク商品として認定されたことを発表した。
FCNTは2025年1月24日、同月30日に発売する“らくらくスマートフォン”シリーズの最新機種「らくらくスマートフォン F-53E」(以下、F-53E)が、国内で販売されるスマートフォン/携帯電話で初めてエコマーク商品として認定されたことを発表した(認定番号:24 166 001)。
エコマークは、生産から廃棄までのライフサイクルを通して環境への負荷が少ないなど、環境保全に役立つと認められた製品/サービスに付与される、日本環境協会を運営主体とする認定制度だ。
F-53Eは資源循環の促進を目的に、リアパネルやスロットキャップなどに再生プラスチックを、メインケースの内部フレームに再生アルミニウムを採用しており、部品総重量(電気/電子部品を除く)に対するリサイクル素材の比率は63%を占めている。
さらに、バッテリー管理用ソフトウェアなどを手掛けるQnovoと共同開発した独自技術による電池の長寿命化や、防水性能(IPX5/8)と防塵(じん)性能(IP6X)、MIL規格(MIL-STD-810H)への準拠といった堅牢(けんろう)設計が製品の長期使用に大きく貢献しているという。
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