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「EdgeTech+ AWARD 2024」が決定、AWSやパナソニックオートなどが受賞:EdgeTech+ 2024
組込みシステム技術協会(JASA)は、「EdgeTech+ 2024」の開催に合わせて組み込み関連技術を表彰する「EdgeTech+ AWARD 2024」の各賞が決定したと発表した。
組込みシステム技術協会(JASA)は2024年11月8日、エッジテクノロジーと事業変革のキーワードが集う展示会「EdgeTech+ 2024」(同月20〜22日、パシフィコ横浜)の開催に合わせて組み込み関連技術を表彰する「EdgeTech+ AWARD 2024」の各賞が決定したと発表した。
EdgeTech+AWARDは、毎年11月開催のEdgeTech+に合わせて、組み込み業界の発展と国内産業の競争力向上に寄与する、優れた製品、ソリューション、サービス、技術を発掘し、その成果と功績を国内外に広く顕彰することを目的としている。EdgeTech+の出展企業から募ったエントリー製品を、産業界と関連メディアによって構成された審査委員会が、議論の末に受賞製品/技術を決める。2024年は「Edge Technology」「AI/生成AI」「オートモーティブソフトウェア」という3つの観点で審査が行われ、優秀賞とJASA特別賞が選ばれた。
- Edge Technology優秀賞
- アマゾン ウェブ サービス ジャパン「組込みソフトウェア開発 on AWS」
- Codasip「CHERI(Capability Hardware Enhanced RISC Instructions)」
- AI/生成AI優秀賞
- Secondmind「Secondmind適合ソリューション」
- オートモーティブソフトウェア優秀賞
- NIRA Dynamics「タイヤグリップインディケーター」
- パナソニック オートモーティブシステムズ「生成AIを支えるコア技術(Transformer)の車載適用」
- JASA特別賞
- コア「Cohac∞ Ten++」
- CRI・ミドルウェア「CRI SOLIDAS」
EdgeTech+ 2024の会期2日目となる11月21日に、受賞企業の各社ブースで授賞式が行われる。また、受賞企業によるスペシャルピッチプレゼンが、11月21日の15時30分〜16時10分に展示会場内のセミナールームFで実施される予定だ。
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