IoTプラットフォームとセンサーで現場のDXを促進するパッケージを提供:製造業IoT
インフォコーパスは、製造現場のDXを促進するサービス「『My First IoT』シリーズ for ”SensorCorpus Entry Edition”」の販売を開始した。温湿度パッケージ、電力パッケージ、PLCパッケージを用意する。
インフォコーパスは2024年10月21日、製造現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を促進するサービス「『My First IoT』シリーズ for ”SensorCorpus Entry Edition”」の販売を開始した。
My First IoTシリーズは、IoT(モノのインターネット)プラットフォーム「SensorCorpus」の認定センサーとの組み合わせで提供するパッケージの総称だ。SensorCorpus Entry Editonは、製造現場DXの手始めのプランとして提供する。
「My First IoT 温湿度パッケージ」では、ティアンドデイ製センサーの「おんどとり」とSensorCorpusの組み合わせで、簡単に温度や湿度のデータを取得し、リアルタイムでの監視や異常アラートの発信ができる。おんどとりは別に購入し、その他の月額費用は1万円からとなる。
「My First IoT 電力パッケージ」は、SIRC製の「IoT 電力センサユニット」と「SensorCorpus」の組み合わせで、専門知識なしに設置し、電力使用状況や稼働状況を管理できる。初期費用として、センサーが9万円から、ゲートウェイなどが6万円からとなり、月額費用は1万円からとなる。
2024年12月にリリース予定の「My First IoT PLCパッケージ」は、PLC(プログラマブルロジックコントローラー)から取得するデータから、製造ラインのリアルタイムな動作状況や機器の状態を正確に把握できる。ERP(経営資源計画)やMES(製造実行システム)との連携により、製造現場全体における戦略的な意思決定、プロセスの最適化にも役立つ。初期費用は要相談で、月額費用は3万円からとなる。
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