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2024年度グッドデザイン賞、金賞には半導体製造装置や自動倉庫ソリューションも:デザインの力(4/6 ページ)
日本デザイン振興会は「2024年度グッドデザイン賞」の受賞結果を発表した。2024年度は「勇気と有機のあるデザイン」をテーマに掲げ、全5773件の審査対象の中から、1579件をグッドデザイン賞に選出。大賞候補となる20件の「グッドデザイン金賞」についても紹介した。
日中放射冷却素材「SPACECOOL」
放射冷却原理により宇宙に熱を捨てることでゼロエネルギーで冷える素材。光工学技術を駆使した独自設計の多層構造を有し、しなやかな厚さ0.1mm未満の光学シートで、表面にエンボス加工を施した白、銀の2色を展開する。
自動倉庫ソリューション「ラピュタASRS」
アンカーレスでネジを使わずブロックのように自由に形を組み上げて設置できるため、どんな倉庫にも導入可能な自動倉庫ソリューション。独自設計のピッキングステーションにより歩行レスで作業でき、高い生産性を実現する。
障害者シェアハウス+シェア店舗「はちくりはうす」
障害者自立支援のための居宅介護事業所とショートステイルームを併設し、1階玄関横には日替わりの店舗が入居するシェアハウス。障害者固有の特性に配慮した居室があるとともに、店舗、廊下ライブラリー、屋上ダイニングなどの多様な共用部を備える。
集合住宅「天神町place」
高層ビルに囲まれた旗竿地における賃貸集合住宅の計画。各住戸は、周囲のビルの隙間と中庭の両方から光と風、視線の抜けを得ている。建材として使えない非流通材を型枠に用い、わずかな光を感じられるテクスチャーを作り出している。
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