ニュース
レトロフィットEVバスの運行を開始:電動化
国際興業は、既存のディーゼルバスのエンジン部分をEV化した「レトロフィットEVバス」の運行を開始した。容量280kWのリチウムイオンバッテリー、最大出力320kWの電動モーターを搭載している。
国際興業は2024年9月9日、既存のディーゼルバスのエンジン部分をEV(電気自動車)化した「レトロフィットEVバス」の運行を同日開始したと発表した。
レトロフィットEVバスは、同社にて約13年間にわたり約51万km走行したディーゼルエンジンのいすゞ自動車製ノンステップバスをEV化したもの。池袋駅西口〜高島平操車場(池20)、池袋駅西口〜高島平駅(池21)にて運行している。
台湾のEVバスメーカーRAC Electric Vehiclesが改造。容量280kWのリチウムイオンバッテリー、最大出力320kWの電動モーターを搭載した。
また、住友商事および住友商事パワー&モビリティが全体統括し、西日本鉄道や西鉄車体技術が技術協力した。同発表によると、いすゞ製バスのEV化は初だという。
さらに今回のEVバス導入に当たり、国際興業の池袋営業所に急速充電器を設置した。車王電子(Mobiletron)製の60kWで、充電口2口を備えている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- EVの海上輸送における安全対策のノーテーションを取得
川崎汽船の自動車船「TEXAS HIGHWAY」が、日本海事協会から電気自動車の海上輸送における追加火災安全対策が講じられた船舶であることを表すノーテーションを取得した。 - モビリティ事業の次世代商品へ、椿本チエインの電動アシスト3輪自転車
椿本チエインは「国際物流総合展2024」において、開発中の電動アシスト三輪自転車「LA SI QUE(らしく)」を出展した。 - 三菱ふそうがEVバッテリーのリサイクル、2025年初めから実証実験
三菱ふそうトラック・バスは、EVのバッテリーから電極材や電解質を回収する実証実験を始める。 - スズキの新たな電動モビリティは「ロボット業界の足」を目指す
スズキは、「国際物流総合展2024」において、AGVやAMRなどさまざまなロボットの足回りに適用できる「電動モビリティベースユニット」を披露した。 - 自動車メーカー各社の電池生産計画を経済産業省が認定
自動車メーカー各社が経済産業省の「蓄電池に係る供給確保計画」の認定を受けた。 - シャープがEV参入へ、フォックスコンのEV基盤を活用しフォロフライとの協力で実現
シャープは、EVのコンセプトモデル「LDK+」を、同社の技術展示イベントで公開すると発表した。