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スイッチング電源の新シリーズを発表、広い出力範囲で多様な装置に適応:FAニュース
Schneider Electric(シュナイダーエレクトリック)は、スイッチング電源「Modiconパワーサプライ」の新シリーズ「ABLU3」「ABLS」を発表した。本体はDINレールに取り付けて簡単に設置でき、広い出力範囲で多様な装置に適応する。
Schneider Electric(シュナイダーエレクトリック)は2024年8月28日、スイッチング電源「Modiconパワーサプライ」の新シリーズ「ABLU3」「ABLS」を発表した。新シリーズの追加により合計35種類を展開し、10〜960Wの出力範囲で多様な装置に適応する。
ユニバーサルタイプのABLU3シリーズは、3相380〜500VACの入力、120〜960Wの出力をカバーする、コンパクトかつ高出力のスイッチング電源だ。自己診断、パワーブースト、過温度保護(自動復帰)、過電流、短絡保護(マニュアル、自動復帰の選択可能)、過電圧保護(マニュアル復帰)機能を備える。
オプティマイズドタイプのABLSシリーズは、単相、2相100〜240VACの入力、50〜480Wの出力をカバーし、出力電圧可変や各種出力保護機能を備える。本体形状は、スペース効率に優れたコンパクト型(プラスチック)、ブック型(同)、ブック型(メタル)の3タイプを提供する。
両シリーズとも、DINレールに取り付けて簡単に設置でき、配線方法は本体の前面にあるQRコードから製品マニュアル(英語のみ)にアクセスして確認できる。IP20の保護等級と各種製品認証を取得したロバスト設計に加え、3年間の無償保証を提供する。
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