30代のうちにやらずに後悔していること、「語学力習得」が最多で49%:キャリアニュース
「ミドルの転職」は「30代のうちにやっておいてよかったこと、やっておけばよかったこと」に関する調査結果を発表した。やらずに後悔していることは「語学力習得」が最多で、全体の49%を占めた。
エン・ジャパンが運営する転職サイト「ミドルの転職」は2024年6月27日、「30代のうちにやっておいてよかったこと、やっておけばよかったこと」に関する調査結果を発表した。同調査は、同サイトの35歳以上のユーザーを対象にしたもので、1580人から回答を得た。
はじめに、40代以上のユーザーに「30代を振り返って、キャリアにおいてやらずに後悔していることはありますか」と質問したところ、84%が「ある」と回答した。
「ある」と回答した人にその内容を尋ねたところ、「語学力習得」が最多で全体の49%を占めた。次が「資格取得」で45%となっている。年代間での差が最も大きかったのは「転職」で、40代が27%、50代が15%、60代が11%となった。
30代でやっておいてよかったのは「マネジメント」「資格取得」「転職」
続いて、40代以上のユーザーに「30代を振り返って、40代以降のキャリア構築に役立ったことはありますか」と尋ねたところ、79%が「ある」と回答した。
キャリア構築に役立ったことは、「マネジメント」が最も多く、全体の36%を占めた。次いで「資格取得」の26%、「転職」の22%となっている。年代間の差が最も大きかったのは「海外での勤務」で、40代が12%、50代が15%、60代が27%となった。
30代以上のユーザーに「いま積んでいる(もしくは積もうとしている)キャリアについて教えてください」と尋ねると、「転職」が58%で最多となった。次いで「マネジメント」が43%、「資格取得」が40%となっている。
最後に、自分の積みたいキャリアや将来像を考える上で、大事なことは何だと思うかを尋ねた。その結果、最も多かったのは「自分のやりたい仕事やキャリア像について明確なイメージを持つこと」「自分のキャリアの責任は自分にあると捉えること」で、いずれも42%だった。
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