就職活動中の20代の75%が「GX分野の仕事に興味がない」と回答:キャリアニュース
UZUZは、就職活動中の20代を対象とした「GX関連への就職、転職」に関する意識調査の結果を発表した。「GX」という言葉を約93%が「知らない」と回答し、約75%が「GX分野の仕事に興味がない」と答えた。
UZUZは2024年6月3日、「GX(グリーントランスフォーメーション)関連への就職、転職」に関する意識調査の結果を発表した。
同調査の対象者は、既卒、第二新卒、新卒として就職活動をしている20代の男女で618人から有効回答を得た。内訳は既卒者128人、第二新卒436人、新卒54人となっている。
できるだけ化石燃料を使わずクリーンなエネルギーを推進し、経済成長も目指す取り組みである「GX」について、まず「GXという言葉を知っているか」と尋ねた。その結果、93.4%が「知らない」と回答した。
74.7%が「GX分野の仕事に興味がない」と回答
次に、カーボンニュートラルや脱炭素、太陽電池、再生可能エネルギー、バイオ燃料、電気自動車(EV)、燃料電池(FC)など、脱炭素社会に向けたGX分野の仕事に興味があるかを尋ねた。結果は「あまりない」が全体の50.8%、「まったくない」が23.9%となり、興味がないと回答した人が74.7%を占めることが分かった。既卒、第二新卒、新卒別に見ると、新卒は「興味がある」が4割を超えていた。
GX分野の仕事に興味が「あまりない」「まったくない」と答えた人に、なぜ興味がないと感じるかを尋ねたところ、全体の回答で最も多かったのは「身近にその業界の人がいない」(37.4%)だった。次いで「業界情報が少ない」(25.1%)、「業務内容が難しそう」(20.3%)となっている。
また、GX分野の仕事に興味が「とてもある」「ある」と答えた人に、なぜ興味があると感じるかを尋ねた。全体の回答では「将来性に期待できそう」(41.7%)が最も多く、次いで「社会の役に立つ仕事をしたい」(34.0%)となった。「社会の役に立つ仕事をしたい」と回答したのは、既卒が30.4%、第二新卒が32.7%、新卒43.5%で、新卒が最も多かった。
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