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Nittoグループ初のCO2ゼロエミッション工場が完成、蒸気の生成で水素ボイラーを活用:脱炭素
日東電工(Nitto)は、東北事業所(宮城県大崎市)で完成した、Nittoグループ初となるCO2排出量ゼロを達成する工場の生産稼働を2024年度下期から開始する。
日東電工(Nitto)は2024年7月8日、自家再生エネルギーを利用し、Nittoグループ初となるCO2排出量ゼロを達成する工場が東北事業所(宮城県大崎市)で完成し、2024年度下期から生産稼働を開始すると発表した。
この工場では、太陽光発電で得られた電力の余剰電力を使用しグリーン水素の製造/蓄エネを実施する。加えて、液化水素から水素ガスを製造し、この水素ガスのみから蒸気を生成するボイラーを用いた国内初のシステムの構築(同社調べ)を通じて、Nittoグループ全体でのCO2排出量実質ゼロの実現を目指す。
2025年度以降は、水素ボイラー増設により、東北事業所全体の蒸気を水素ボイラーだけで賄えるように拡張し、東北事業所全体における脱炭素化を図る。
今回の取り組みの概要
今回の工場は、化石燃料を使用しないCO2ゼロエミッション工場としてNittoグループの脱炭素を先導して生産稼働を開始する。
具体的には、既設のソーラーパネルを1500kWに倍増し、休日に発電した余剰電力を利用してグリーン水素を製造し水素タンクに貯蔵することが可能になる。また、従来の化石燃料を用いた蒸気ボイラーに代わり、水素ガスを燃料とした蒸気ボイラーを導入した。大量の液化水素を使用して水素ガスを製造し、蒸気ボイラーを稼働させる取り組みは国内初の取り組みになる(同社調べ)。
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