ニュース
SUBARU、在庫管理自動化システムを矢島工場に導入:製造IT導入事例
SUBARUは、エスマット(旧社名:スマートショッピング)の在庫管理システム「SmartMat Cloud」を群馬県太田市の矢島工場に導入した。棚卸やリアルタイムでの実在庫把握などを自動化できる。
スマートショッピング(2024年7月1日付でエスマットへ社名変更)は2024年6月26日、同社の在庫管理システム「SmartMat Cloud」が、SUBARUの矢島工場(群馬県太田市)に導入されたと発表した。
SmartMat Cloudは、製造現場の実在庫をIoT(モノのインターネット)を活用して可視化し、在庫管理を効率化するDX(デジタルトランスフォーメーション)ソリューションだ。棚卸やリアルタイムでの実在庫把握、発注まで自動化できる。
SUBARUはこれまで、本工場(群馬県太田市)と大泉工場(群馬県大泉町)に同システムを導入していた。製造現場に点在する生産資材の見回りや補充業務の削減など、在庫管理業務のさらなる効率化を目的に、矢島工場へも導入することとなった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「いいIoT」が競争力を生む時代 問われるハード/ソフトの3つの考え方
モノづくりDXの重要性が叫ばれて久しいが、満足いく結果を出せた企業は多くない。本連載ではモノの流れに着目し、「現場力を高めるDX」実現に必要なプロセスを解説していく。第6回はIoTの中でも「いいIoTの作成を成功に導くポイント」を説明する。 - 見積もり時間をゼロに 部品の納期と金額を即時算定するミスミの新システム
ミスミグループ本社は2024年4月12日、部品調達における納期調整や見積もりの時間を短縮するシステム「D-JIT」を発表した。グローバルでのサプライヤー情報をネットワーク化することで、仕組みを構築した。 - 製造業の物流を取り巻く大きな変化、今取り組むべきこと
製造業のバリューチェーンを10のプロセスに分け、DXを進める上で起こりがちな課題と解決へのアプローチを紹介する本連載。第8回は、製造に必要なモノを調達したり、製造したモノを送り届けたりするための「物流」を取り上げる。 - 山善は「物流CROSSING」を経て輸配送プラットフォーマーを目指す
大手専門商社の山善は5つの事業部の連携によって新たな成長を目指す「CROSSING」を推し進めており、物流改革となる「物流CROSSING」も大きなテーマとなっている。この物流CROSSINGを担当する同社 執行役員の松田慎二氏に話を聞いた。 - 「集めましたIoT」に「こねくりAI」 DX推進で製造業が陥りがちなワナとは?
モノづくりDXの重要性が叫ばれて久しいが、満足いく結果を出せた企業は多くない。本連載ではモノの流れに着目し、「現場力を高めるDX」実現に必要なプロセスを解説していく。第2回はDX推進時の「3つのワナ」について説明する。 - 物流、小売業界の世界的トレンドを発表、最新技術活用が課題解決の鍵に
ゼブラ・テクノロジーズ・ジャパンは、運輸、物流および小売業界における今後の世界的トレンドを発表した。革新的な技術を導入して、サプライチェーンの可視化の改善が重要だと位置付ける。