年上も年下も、7割以上が職場でジェネレーションギャップを感じている:キャリアニュース(2/2 ページ)
「ミライのお仕事」が「年上、年下に対する職場でのジェネレーションギャップ」についての調査結果を発表した。30歳以上の74.2%、若手の78.9%が、ジェネレーションギャップを感じたことが「ある」と回答した。
39歳以下の人に、先輩に感じるネガティブな価値観の違いを尋ねたところ、トップ5は1位「セクハラ、パワハラなど時代錯誤」(36.8%)、2位「飲み会が好き」(32.3%)、3位「根性、ガッツで仕事をする」(27.0%)、4位は同率で「便利なツールを使えない」「同じ話を平気でする」(21.4%)だった。
セクハラ、パワハラに関しての39歳以下のコメントを見ると、「昔はこれくらい普通だった、はもう通じない」「注意をするときに人格否定をしてくる」などが挙がっている。先輩側からは「冗談を言っても冗談と捉えてくれず、真剣に悩んだりしているので気を付けないといけないと感じる」などのコメントがあった。
先輩は「仕事に関する知識」、若手は「情報収集能力」がすごい
続いて、39歳以下の若手に、先輩に対するポジティブな意味でのジェネレーションギャップを尋ねたところ、トップ5は1位「仕事に関する知識」(59.3%)、2位「トラブルに対処する力」(53.3%)、3位「メンタルが強い」(43.5%)、4位「仕事に対する熱意」(32.3%)、5位「誰とでも仲良くなれる」(12.6%)だった。
「仕事に関する知識」については、「経験が豊富だから接客の質が自分とは違っていて尊敬する」「絶対に乗り切ろうとするプライドはすごい」などのコメントが寄せられている。
最後に、30歳以上の人に、若手に対するポジティブな意味でのジェネレーションギャップを尋ねた。トップ5は1位「情報収集能力が高い」(52.9%)、2位「プライベートを大切にできる」(39.5%)、3位「ちゅうちょなく転職、退職をする」(35.0%)、4位「上司と気軽に話せる」(17.8%)、5位「自分が若い時より仕事ができる」(17.5%)だった。
「情報収集能力が高い」については、「分からない事が出てくると秒速でネット検索して答えを教えてくれる」「自分はすぐにGoogle検索するが、若い人はSNSなどを使って調べる。ネット上のありきたりな情報だけではなく、さまざまな情報が入ってくる」などのコメントが寄せられている。
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