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自動車排ガス触媒のレアメタルリサイクルを阻む問題素材/化学メルマガ 編集後記

自動車排ガス触媒のレアメタルをリサイクルする際に障壁となっている問題をつらつら語っています。

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 突然ですが、読者の方々はレアメタルが利用されている身近な製品として何を思い浮かべますか。私はリチウムイオン電池と自動車の排ガス触媒(マフラーに装着した触媒コンバーターなど)を思い浮かべました。

 電気自動車(EV)やスマートフォン、パソコン(PC)に搭載されているリチウムイオン電池にはリチウム、ニッケル、コバルト、マンガンといったレアメタルが、自動車の排ガス触媒にはパラジウムやプラチナ、ロジウムといった白金族のレアメタルが採用されています。

 流通量が多いこれらの製品で採用されているリチウムイオン電池と排ガス触媒はいずれもニーズが大きいといって差し支えないでしょう。併せて、リチウムイオン電池や排ガス触媒で利用されているレアメタルも需要が大きく、これらのレアメタルをリサイクルして再活用することは重要だと言えます。

 素材/化学フォーラムでは、リチウムイオン電池や排ガス触媒で利用されているレアメタルのリサイクルで役立つ技術として、「イオン液体」あるいは「深共晶溶媒」を用いた溶媒抽出法を記事で紹介しています。この抽出法は簡単に言えば、有機溶剤や高濃度の酸を使用せずに、リチウムイオン電池や排ガス触媒からレアメタルを抽出できる手法です。詳細に関しては下記のリンクから記事を確認してみてください。

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