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シュナイダーが次世代産業用コンピュータのボックスモジュールにAtomモデル追加:FAニュース
Schneider Electric(シュナイダーエレクトリック)は、次世代産業用コンピュータ「PS6000」シリーズのボックスモジュールに、ベーシックボックスとしてAtomモデルを追加し、販売を開始した。HMI用途とエッジデバイスのどちらの環境構築にも最適な産業用コンピュータだ。
Schneider Electric(シュナイダーエレクトリック)は2024年4月15日、次世代産業用コンピュータ「PS6000」シリーズのボックスモジュールに、ベーシックボックスとしてAtomモデルを追加し、販売を開始した。
PS6000シリーズは、HMI(Human Machine Interface)用途とエッジデバイスのどちらの環境構築にも最適な機能、性能を備えた産業用コンピュータだ。ボックスとディスプレイを自由に組み合わせてカスタマイズできる。
Atom CPUを搭載したベーシックボックスのAtomモデルは、アドバンストボックスやスタンダードボックスに比べて厚みを30%以上抑えており、スペースの削減ができる。産業用PCをエッジやゲートウェイ用途で使いたい場合や、産業用コンピュータを低コストで導入したい場合に最適なモデルだ。
今回、AtomからCorei7までの幅広いCPUラインアップがそろったことにより、同シリーズはエッジでのデータ処理やゲートウェイ用途、効率的な製造ラインの監視モニター用途など、さまざまなシーンで最適な選択肢を提案できるようになる。
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