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工場やオフィスのDXを推進する産業用PCのエッジ顔認証システムを発売人工知能ニュース

イノテックは、顔認証技術と産業用エッジPCを組み合わせた、エッジ顔認証「EdgeFACE」を発売した。工場やオフィスの入退管理システム、産業機器での活用を見込む。

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 イノテックは2024年4月10日、顔認証技術と産業用エッジPCを組み合わせた、エッジ顔認証「EdgeFACE(エッジフェイス)」の販売開始を発表した。

 EdgeFACEは、クラウドを利用しないエッジコンピューティングベースの顔認証システムで、外部との情報連携を避けつつ高速認証が可能だ。特に、工場やオフィスの入退管理システムや産業機器におけるエッジ顔認証の活用を想定している。

 既存の顔認証製品はリテール市場に焦点を当てたものが多いが、EdgeFACEは産業向けに特化して設計している。また、初期費用が低く抑えられており、少量からの導入がしやすく、スモールスタートが容易となる。工場やオフィスでのDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進や、既存の入退管理システムおよび産業機器への活用における課題を解決する。

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「EdgeFACE」の活用例 出所:イノテック

 EdgeFACEには、同社「INNINGS」ブランドの産業用エッジPC「EMBOX TypeRE1283」を採用する。インテル第13世代Core「Raptor Lake-P」を搭載し、グラフィックボードはなく、必要最低限のハードウェアスペックだ。産業用エッジPCとソフトウェア開発キット、開発環境をパッケージで提供し、カメラを用意すれば開発が始められる。

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産業用エッジPC「EMBOX TypeRE1283」 出所:イノテック

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