この記事は、2024年4月15日発行の「日刊MONOist」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
脱炭素への圧力が高まる中、工場でも部品ごとのカーボンフットプリント算出などへの要求が高まっています。以前、当欄のコラムで「取引先が脱炭素を要求してきた時、一番簡単に実現する方法」として、取りあえず工場で購入する電力を全て再生可能エネルギーにしてしまえば、コストはともかく、要求には応えられるということを紹介しました。
しかし、あらためて、ちゃんと製造工程のCO2排出量を測定できるのであればした方がいいということを感じました。先週記事を公開させていただいた「IVI公開シンポジウム2024-Spring-」におけるブラザー工業での実証の結果を見たからです。
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IVIは「IVI公開シンポジウム2024-Spring-」を開催。本稿では、IVI フェローでブラザー工業 品質・製造センター 製造企画部 グループマネージャーの西村栄昭氏による工場でのカーボンニュートラル1次情報の取得実証を紹介した「ここまで出来た!! ブラザーにおけるCN(カーボンニュートラル)1次データ取得」の内容をお伝えする。 - 取引先が脱炭素を要求してきた時、一番簡単に実現する方法
コストの問題はありますが最も早く解決するためにはこの方法が良いように思います。