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有限要素法入門 〜連立方程式の解法、変位の計算〜CAEを正しく使い疲労強度計算と有機的につなげる(3)(4/7 ページ)

金属疲労を起こした際にかかる対策コストは膨大なものになる。連載「CAEを正しく使い疲労強度計算と有機的につなげる」では、CAEを正しく使いこなし、その解析結果から疲労破壊の有無を予測するアプローチを解説する。連載第3回では、前回作成した全体剛性マトリクスから弾性変形後の変位を求める。そして、変位−ひずみマトリクス[B]を導出する。

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変位−ひずみマトリクス[B]

 変位−ひずみマトリクス[B]を求めましょう。変位−ひずみマトリクスは、変位ベクトルをひずみベクトルに変換する行列です。次式で表されます。変位−ひずみマトリクス[B]は3行6列の行列となります。

式32
式32

 x方向ひずみεxは、式24式25を、式23に代入すればいいですね。

式33
式33[クリックで拡大]

 y方向ひずみεyも同様に、

式34
式34[クリックで拡大]

 せん断ひずみγxyも同様に、

式35
式35[クリックで拡大]

 式33式34式35を合体しましょう。

式36
式36

 変位−ひずみマトリクス[B]は以下となりました。

式37
式37

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