FOOMA JAPAN 2024はロボットやIoTなどで出展増、約1000社が多彩な製品を展示へ:FOOMA JAPAN 2024
日本食品機械工業会は2024年6月4〜7日に東京ビッグサイトで開催する食品製造総合展「FOOMA JAPAN 2024」の概要を発表した。
日本食品機械工業会は2024年4月3日、同年6月4〜7日に東京ビッグサイトで開催する食品製造総合展「FOOMA JAPAN 2024」の概要を発表した。
今回のテーマは「Breakthrough FOOMA」。4月3日時点で952社が出展を予定しており、そのうち116社が初めての出展となる。食品製造/加工分野、包装/充填分野、ロボット/IT/IoT(モノのインターネット)/フードテック分野などで出展者が増加。食品製造工程に関する5000以上のソリューションが発表される見込みだ。スタートアップゾーンには30社が出展し、そのうち15社が新規出展となる。
食品製造に関するセミナーも予定されており、6月4日にはUnlocX 代表取締役でSKS JAPANを主催する田中宏隆氏、TechMagic 代表取締役 CEOの白木裕士氏、フジワラテクノアート 代表取締役副社長の藤原加奈氏がフードテックセッションに登壇する他、6月5日は立命館グローバル・イノベーション研究機構 特別招聘研究教授でチトセロボティクス 副社長の川村貞夫氏による来場者参加型企画「食品製造ライン自動化推進プロジェクト」が行われる。
優れた食品機械、装置を表彰する第3回「FOOMAアワード」も開催する。最優秀ノミネート製品としてイシダのマッチング計量器、品川工業所の真空フライヤー、ツカサ工業のディバイダースケール・ターミナル着脱型、日本キャリア工業のこまぎれ肉自動盛り付けスライサー、不二精機のパスタ供給装置、ワタナベフーマックのポーションカッターの6製品が選ばれている。最優秀賞および受賞作品は6月4日に発表される。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- デンソーウェーブが高速協働ロボットで総菜自動化、AI活用で不定形物も巧みに把持
デンソーウェーブは「FOOMA JAPAN 2023」において、協働ロボット「COBOTTA PRO」を活用した総菜盛り付け工程の自動化ソリューションなどを披露した。 - FOOMA JAPAN 2023は過去最大規模に、加工前後工程の関連企業が増加
日本食品機械工業会は東京都内およびオンラインで記者会見を開き、2023年6月6〜9日まで東京ビッグサイトで開く「FOOMA JAPAN 2023」の開催概要を発表した。 - ベルトコンベヤーがくねくね動く、稼働中の搬送方向変更も容易に
椿本チエインは「FOOMA JAPAN 2023」に出展し、開発中の動きながら曲がるコンベヤーシステムなどを披露した。 - 省スペースでアクセスフリーのパレタイジングロボ、射出成型品取り出し技術活用
ユーシン精機は「FOOMA JAPAN 2023」において、可搬重量50kgのパレタイジングロボット「PA-50LC」によるデモンストレーションを披露した。 - 入れ損ねても仲間がカバー、2台の人型協働ロボットが食材盛り付け連携
アールティは「FOOMA JAPAN 2023」において、人型協働ロボット「Foodly」を使ったデモンストレーションを披露した。 - ユニバーサルロボットが送り出す第3世代の協働ロボット、製造工程なども見直し
ユニバーサルロボットは「FOOMA JAPAN 2023」において、最大可搬重量20kgの協働ロボット「UR20」によるパレタイジングのデモンストレーションを披露した。