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設計から製造まで1人で担当 ロビットで高速AI選別機開発に携わるエンジニアワクワクを原動力に! ものづくりなヒト探訪記(12)(2/2 ページ)

本連載では、新しい領域にチャレンジする中小製造業の“いま”を紹介していきます。今回は「超高速AI自動選別機」を開発するハードウェアベンチャーのロビットでエンジニアを務める手島崇文さんを取材しました。

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ロボット、メカ漬けのキャリア

手島さんのロボット好きは「筋金入り」
手島さんのロボット好きは「筋金入り」 出所:ものづくり新聞

――子どもの頃からハードウェアがお好きだったのですか?

手島さん ひたすら「レゴ」で遊んで飛行機や乗り物などをたくさん作っていましたし、「トランスフォーマー」も好きでした。今から思えばメカ的なものが好きでしたね。

――その後、大学でも機械について学ばれたのですか?

手島さん 理工系の大学に進学し、そこでロボットサークルに加入しました。その後、先輩が起業したロボット系の会社に就職し、それ以来ずっとロボットやメカに関わっています。災害用クローラや発電所内部調査ロボットなども開発してきました。

――筋金入りのロボット好きなのですね。ロボット以外の趣味はありますか?

手島さん バイクが好きです。ですが「バイクいじり」はしておらず、乗る方の専門です。

――そこは意外ですね。バイク改造もされているのかと思いました。

手島さん バイクはそもそも開発したメーカーの設定が一番良いと思っています。あれこれいじるよりも最高のパフォーマンスを発揮するはずです。

――ロビットにはどのようなきっかけで入社されたのですか?

手島さん 先ほどもお話ししましたが、自分で切削や加工、組立まで行える環境を希望していました。ロビットでの業務は希望と一致していましたし、面接をしていただいた社長をはじめ、皆さんが社員を大切にしている雰囲気も感じました。

――社員を大切にしているといえば、このオフィスには豪華なキッチン設備がありますね。

手島さん 時々、料理の得意な方がキッチンでランチを作って振る舞ってくれることがありますね。和気あいあいとした雰囲気です。

キッチン前にて。カウンターもあります。
キッチン前にて。カウンターもあります。 出所:ものづくり新聞

業務フローをスムーズに回せる会社に変えていきたい

手島さん(左)、代表取締役の新井雅海さん(右)
手島さん(左)、代表取締役の新井雅海さん(右) 出所:ものづくり新聞

――お仕事されるうえで、トラブルやうまくいかないことはありますか?

手島さん もちろんあります。しかし、原因を確かめて解決していく、すぐに試すといった対処をしていくことは、むしろ苦ではありません。

――それでも、息抜きしたい時はありますよね。そんな時はどうされていますか?

手島さん 甘いものを食べてリラックスしています。チョコレートが好きですね。最近は明治の「チョコレート効果 カカオ86%」をよく食べています。

――ロビットを今後トラブルのない体制にしていくために、特に力を入れたいことはありますか?

手島さん 業務フローをスムーズに回せる会社にしたいです。今はまだ個人の技術力に依存している側面がありますが、ロビット流の方法を確立していきたいと考えています。すでに私がロビットの基準や指針をまとめているところです。また、タスク管理やスケジュール管理といった仕組みも導入していきたいと考えています。

――個人的にやってみたいことはありますか?

手島さん 検査装置だけではなくて、巡回ロボットなど、他のロボットにも取り組んでみたいです。

――やはり、やりたいことは「ロボット」なのですね(笑)

編集後記

オフィスには、マンガや趣味の本がたくさん置かれていました。
オフィスには、マンガや趣味の本がたくさん置かれていました。 出所:ものづくり新聞

 ロビットのオフィスの机の横には、マンガや趣味の本がたくさん置かれていました。社員の皆さんが時々オフィスで読んでいるのでしょうか?

 さらに、子ども用のおもちゃや靴なども置かれていました。若い社員が多く、お子さんが小さい方も多いため、使わなくなった子ども用品を持ち寄って譲り合っているのだそうです。ベンチャー企業の社風を感じた瞬間でした。

 なお、ロビットについては、代表取締役の新井雅海さんにインタビューした記事もご覧ください(2021年5月記事)。

(ものづくり新聞編集長 伊藤宗寿)

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著者紹介

ものづくり新聞
Webサイト:https://www.makingthingsnews.com/
note:https://monojirei.publica-inc.com/

「あらゆる人がものづくりを通して好奇心と喜びでワクワクし続ける社会の実現」をビジョンに、ものづくりの現場とつながり、それぞれの人の想いを世界に発信することで共感し新たな価値を生み出すきっかけをつくりだすWebメディアです。

2023年現在、160本以上のインタビュー記事を発信し、町工場のオリジナル製品開発ストーリー、産業観光イベントレポート、ものづくり女子特集、ものづくりと日本の歴史コラムといった独自の切り口の記事を発表しています。

編集長

伊藤宗寿
製造業向けコンサルティング(DX改革、IT化、PLM/PDM導入支援、経営支援)のかたわら、日本と世界の製造業を盛り上げるためにものづくり新聞を立ち上げた。クラフトビール好き。

記者

中野涼奈
新卒で金型メーカーに入社し、金属部品の磨き工程と測定工程を担当。2020年からものづくり新聞記者として活動。

佐藤日向子
スウェーデンの大学で学士課程を修了。輸入貿易会社、ブランディングコンサルティング会社、日本菓子販売の米国ベンチャーなどを経て、2023年からものづくり新聞にジョイン。



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