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業務で生成AIを使用している人は18%、仕事への影響に不安もキャリアニュース

「ミドルの転職」は「生成AIの活用」についてのアンケート調査結果を発表した。生成AIを業務で「使用している」と18%が回答し、生成AIが仕事へ及ぼす影響に対して27%が不安を感じていた。

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 エン・ジャパンが運営する転職サイト「ミドルの転職」は2024年1月18日、「生成AIの活用」についてのアンケート調査結果を発表した。同調査の対象者は35歳以上の同サイトユーザーで、1434人から回答を得た。初めに、生成AIを自身の業務で使用しているかと尋ねたところ、全体の18%が「使用している」と回答した。

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ChatGPT他、生成AIを自身の業務において使っているか(年代別)[クリックで拡大] 出所:ミドルの転職

 職種別に見ると、生成AIの使用率トップ3は、「マーケティング、販促企画、商品開発系」(47%)、「コンサルタント系」(46%)、「経営、経営企画、事業企画系」(31%)だった。

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ChatGPT他、生成AIを自身の業務において使っているか(職種別)[クリックで拡大] 出所:ミドルの転職

 「使用している」と回答した人を年収別に見ると、「1000万円以上」は29%、「1000万円未満」は17%となり、12ポイント差があった。

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ChatGPT他、生成AIを自身の業務において使っているか(年収別)[クリックで拡大] 出所:ミドルの転職

 次に、生成AIを業務で「使用している」「使用を検討している」と回答した人に、どの用途で使用(検討)しているかを尋ねたところ、「ドキュメント要約、議事録作成、文字起こし」(54%)が最も多く、「あいさつ文、返信文などメール作成」(46%)、「記事、シナリオの作成」(30%)が続いた。

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生成AIをどの用途で使用(検討)しているか[クリックで拡大] 出所:ミドルの転職

 生成AIを業務で「使用している」「使用を検討している」と回答した人に、使用(検討)したことがある生成AIを尋ねた。1位は「ChatGPT」(83%)、2位が「Bing(Microsoft)」(25%)、3位が「ChatGPT Plus(GPT-4)」(17%)となった。

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使用(または検討)したことがある生成AIは何か[クリックで拡大] 出所:ミドルの転職

 続いて、生成AIを使うメリットを尋ねた。トップ3は、「生産性の向上」(74%)、「労働時間の削減」(71%)、「新しい仕事に挑戦できる」(21%)だった。

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生成AIを使うメリット[クリックで拡大] 出所:ミドルの転職

 また、生成AIを使用する上での懸念点は、1位が「誤情報の発信」(60%)、2位が「真偽の確認に手間がかかる」(53%)、3位は「機密情報の漏えい」(49%)だった。

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生成AIを使用する上での懸念点[クリックで拡大] 出所:ミドルの転職

 生成AIを「使用していない(使う予定もない)」と回答した人に、その理由を尋ねたところ、トップ3は「自身の業務において必要性を感じない」(43%)、「使い方が分からない」(34%)、「情報が正確か不安」(25%)となった。

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生成AIを使用しない理由[クリックで拡大] 出所:ミドルの転職

生成AIの進化による仕事への影響、27%が「不安がある」

 生成AIの進化によって職を失うといった、仕事や業界への影響に対して不安を感じるかという質問には、全体の27%が「不安がある」と回答した。「不安はない」「分からない」はいずれも36%となっている。年代別に見ると、30代は「不安がある」「不安はない」の回答割合が他の年代に比べて高かった。

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生成AIの進化による仕事への影響に対して不安を感じるか(年代別)[クリックで拡大] 出所:ミドルの転職

 職種別に見ると、最も不安を感じていたのは「クリエイティブ系」で、56%が「不安がある」と回答。一方、「不安がある」の回答が最も少なかったのは「コンサルタント系」の11%で、「不安はない」も最多の60%だった。職種別で大きく差が見られる結果となった。

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生成AIの進化による仕事への影響に対して不安を感じるか(職種別)[クリックで拡大] 出所:ミドルの転職

 年収別に見ると、「不安がある」の回答割合は「年収1000万円未満」が29%、「1000万円以上」は22%だった。

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生成AIの進化による仕事への影響に対して不安を感じるか(年収別)[クリックで拡大] 出所:ミドルの転職

 今後、生成AIの利用についてどう考えるかを尋ねると、「積極的に使っていきたい」が15%、「必要に応じて使っていきたい」が62%となり、77%が使っていきたいと考えていることが分かった。

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今後、生成AIの利用についてどう考えるか 出所:ミドルの転職

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