リサイクル回収対象外のリチウムイオン電池の行方
12月12日はバッテリーの日、なのだそうです。電池工業会が定めた記念日で、野球のピッチャーとキャッチャー=バッテリーの背番号が1と2であることが由来とされています。野球のバッテリーの語源は何かと調べてみると「大砲やそれを扱う兵士」のことで、さらにさかのぼるとラテン語で「打つ、たたく、攻撃する。何かを発するもの」という意味だというさまざまな解説が見つかりました。
バッテリーの日に合わせたわけではないのですが、先日から大掃除に着手し、使っていないガジェット類を処分しました。イヤフォン、ケーブル類、マウス、いわゆる小型家電などです。それぞれの分別方法を調べてみると、多くが回収されてリサイクルされることが分かり、いそいそと回収場所に持ち込みました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ≫過去の編集後記
- 使用済みリチウムイオン電池のリサイクルは今、どうなっているのか
今回から数回にわたり、原料の再資源化(リサイクル)や電池の再利用(リユース)といった「持続可能な開発」のために希少な資源をいかに有効活用していくかといった技術や取り組みについて解説していきたいと思います。 - なぜリチウムイオン電池は膨らむ? 電解液を劣化させる「過充電」「過放電」とは
電池業界に携わる者の1人として、電池についてあまり世間に知られていないと感じる点や、広く周知したいことを、ささやかながら発信していきたいと思います。まずは連載第1回となる今回から数回にわたり、私たちの生活には欠かせない「リチウムイオン電池」の安全性について解説していきます。