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現場従業員と協調する木製筐体の自律移動ロボ、ChatGPT活用の保守運用も構築へ:協働ロボット
a-roboは、木製筐体の自律移動ロボット「Boomee」を日東ユメックスと共同開発した。工場内を自律的に移動し、1台で複数の工程を担うBoomeeと、現場従業員とが協力して、生産性の向上と労働環境の改善を目指す。
a-roboは2023年11月15日、木製筐体の自律移動ロボット「Boomee」を日東ユメックスと共同で開発したと発表した。持続可能なモノづくり現場を目指し、既に岩手県の日東ユメックス遠野工場に導入している。
日東ユメックス遠野工場は、2023年春、岩手県遠野市に新設された精密切削加工の生産拠点だ。同工場では、製造工程のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を進めており、Boomeeの共同開発と導入はその一環となる。
木製の筐体は「地域社会や自然環境との共生」をコンセプトに、遠野市内の木工企業に製作を依頼した。筐体デザインは、工場内を自律的に移動し、1台で複数の工程を担うことができるBoomeeと現場従業員が協力して、生産性の向上と労働環境の改善を目指す「現場従業員との調和」のコンセプトを反映したものになっている。
機械とロボットは、IoT(モノのインターネット)を活用した中央システムで管理する。ロボット搭載カメラで位置補正することで、周辺設備を完全にアンカーレス化できるため、工程ごとの自動化が容易になる。稼働状況は埼玉県の日東ユメックス本社からアプリケーションを通じてリアルタイムで確認できる。日東ユメックスでは、生成AI(人工知能)「ChatGPT」を活用した保守運用システムの構築も進めている。
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