この記事は、2023年11月28日発行の「FA メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
ロボットに関連した取材に赴くと、時折、「モラベックのパラドックス」という言葉を聞きます。
かなりおおまかにまとめると、AI(人工知能)やロボットは将棋などの高度な推論ができたり、高速、高精度に長時間稼働できたりするのですが、紙をめくったり、ブロックをはめ込んだりなど、小さな子どもでもできるような技術や感覚をAIやロボットに身に付けさせるのは難しいというものです。
そんなモラベックの比較対象になり得る2歳児が我が家にいます。
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