介護施設利用者の状態を見守る支援システムの提供を開始:医療機器ニュース
パラマウントベッドは、睡眠データを遠隔で表示する見守り支援システム「眠りCONNECT」の提供を開始する。同時に、システムの中心となる体動検知センサー「眠りSCAN」をモデルチェンジする。
パラマウントベッドは2023年9月21日、介護施設利用者の睡眠データを遠隔で表示する見守り支援システム「眠りCONNECT」の提供を同年10月2日から開始すると発表した。また、システムの中心となるマットレスの下に敷いて睡眠状態を把握できる体動検知センサー「眠りSCAN」をモデルチェンジし、同日より発売する。
1施設あたり1システムの利用を想定し、価格はサービスおよびサーバ利用料込みで月額2万円(税別)。眠りSCANは別売で、1システムあたりに使用できる眠りSCANの上限は120台となる。
眠りCONNECTでは、覚醒、起き上がり、離床などリアルタイムで検知した利用者の状態を遠隔で表示し、クラウドでの管理が可能だ。心拍数や呼吸数が眠りSCANで検知した情報から算出され、管理者およびスタッフは「眠りCONNECT」内で情報共有できる。利用者の状態が変化したり、心拍数や呼吸数が設定値を超え続けたりした場合は、端末に通知する。
利用者の状態や在床時の呼吸数、心拍数は、日誌データ表示機能により継続的に確認できる。睡眠時間や就床時刻など睡眠指標の分析を通じてケアの改善や施設における適正な人員配置につなげるために、法人全体、施設ごと、ユニットごと、各利用者から睡眠指標を選択して表示することも可能だ。
2009年に発売された眠りSCANは、これまでに約16万台納入されている。今回のモデルチェンジにより、USB Type-C対応などの機能が追加された。また、離床の検知を補助する「オプションセンサー」が別売で販売される。
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