この記事は、2023年9月15 日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
「何だこれ?」と目を白黒させてしまいました。友人が現在、引っ越し先を探しているそうで、その関係で不動産情報ポータルサイト上に掲載されている候補物件を見せてもらった時のことです。実際の内装などを写真で紹介するギャラリーがあるのですが、そこに見たことないタイプのお風呂の写真が映っていました。ちょっと狭そうな正方形のステンレス製バスタブがあり、その横に何やらごちゃついた外観の機器が押し込められています。
先に答えを言ってしまえば、これはいわゆる「バランス釜(BF釜)」です。1960年後半に量産化され、1970年以降に戸建て住宅や集合住宅で普及した設備のようで、本メルマガ読者の中にも見たことがある、使ったことがあるという方はそれなりにいらっしゃるはずです。ただ、現在は見かける機会はめっきり減り、古い住宅にたまに設置されている程度。一定以下の年齢層では見たことがないという人がほとんどでしょう。「お風呂って、壁面に設置された給湯器のパネルを操作して沸かすものじゃないの?」と思う人がいてもおかしくありません。
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