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工場の可視化を促進するIoTシステムに遠隔設定変更、非稼働要因分析機能を追加FAニュース

ゴードーソリューションは、工場の可視化を促進するIoTシステム「Nazca Neo Linka」の最新版「V2.7」を発表した。遠隔から設定変更できる機能と、正確かつ簡単に非稼働要因分析ができる機能を追加している。

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 ゴードーソリューションは2023年8月21日、工場の可視化を促進するIoT(モノのインターネット)システム「Nazca Neo Linka(ナスカ・ネオ・リンカ)」の最新版「V2.7」を発表した。年間10社への導入を目指す。

 Nazca Neo Linkaは、生産設備からデータを自動的に収集し、稼働状況の遠隔監視や実績データを分析する。V2.7では、工作機械を止めずに遠隔から設定変更ができる「設備パラメーター設定」機能と、正確かつ簡単に生産設備の非稼働要因を分析できる「手動入力」機能を追加した。

 従来は工作機械の工具補正値を変更する場合、製造ラインを止めなければならず、時間のロスと手間が発生していた。設備パラメーター設定機能により、Nazca Neo Linkaと接続した生産設備を止めることなく、PCやタブレット端末を使い設定値を遠隔で変更できるため、生産効率の向上に寄与する。

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遠隔から設定変更が可能に[クリックで拡大] 出所:ゴードーソリューション

 生産設備の非稼働要因の分析については、これまで停止理由を全ての設備から自動収集するのは難しかった。手動入力機能では、生産設備の停止時間を自動収集して、詳細な停止理由を簡単に記録できるため、より正確な稼働状況の把握と非稼働要因の分析が可能になる。

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より正確な稼働状況の把握と非稼働要因分析が可能に[クリックで拡大] 出所:ゴードーソリューション

 また、稼働監視画面のデザインを刷新。各項目の文字サイズや設備画像の有無を自由に調整可能になった。

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