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従来比最大250%高速化したCarbonの最新3Dプリンタ「M3 Max」の取り扱いを開始3Dプリンタニュース

3D Printing Corporationは、Carbonが新たに開発したDLS方式3Dプリンタ「M3 Max」の取り扱いを開始した。造形時間が先行機種「M2」と比べ、最大250%速くなっている。

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DLS方式3Dプリンタ「M3 Max」
DLS方式3Dプリンタ「M3 Max」[クリックで拡大] 出所:3D Printing Corporation

 3D Printing Corporationは2023年8月23日、Carbonが新たに開発したDLS(デジタル光合成)方式の3Dプリンタ「M3 Max」の取り扱いを開始したと発表した。造形時間が先行機種「M2」と比べ、最大250%速くなっている。

 DLS方式は、材料を入れるバットと造形ベッドの間に未硬化樹脂の薄い液体界面があり、造形物は浮いたまま硬化されるため、高速かつ連続した造形ができる。これにより、ほぼ積層痕はなく高品質な仕上がりとなる。

 M3 Maxは、最大307×163×326mmの造形に対応しており、大型サイズの部品や小ロット生産に適している。造形時に起こる積層間のばらつきは、部品にかかる力が小さくなったことで最大50%低減している。

 強い力に敏感なエラストマーや、複雑な形状をした部品の滑らかさが向上しており、工業や自動車、消費財、医療、歯科などの幅広い分野に対応。M3 Maxを使用した受託製造も実施している。

「M3 Max」(上)と「M2」(下)の造形後の表面品質の違い
「M3 Max」(上)と「M2」(下)の造形後の表面品質の違い[クリックで拡大] 出所:3D Printing Corporation
「M3 Max」の造形品、材料はEPU
「M3 Max」の造形品、材料はEPU[クリックで拡大] 出所:3D Printing Corporation

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