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三菱電機がFA制御システムの生産体制強化へ追加投資、尾張旭市に第2生産棟建設へ工場ニュース

三菱電機はFA制御システム製品の生産体制強化に向けて名古屋製作所の尾張旭地区で建設している第1生産棟と同じ敷地内に、新たに第2生産棟を建設する。

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 三菱電機は2023年6月20日、FA制御システム製品の生産体制強化に向けて名古屋製作所の尾張旭地区(愛知県尾張旭市)で建設している第1生産棟と同じ敷地内に、新たに第2生産棟を建設すると発表した。

 第2生産棟は地上5階建てで、敷地面積は約6000m2、延べ床面積は約3万m2となっている。新たに425億円を追加投資することになり、第1生産棟と合わせた累計投資額は約555億円となる。第1生産棟は2025年4月から、第2生産棟は2027年4月から順次稼働を予定している。併設することで物流動線の整流化による生産連携を図る。

新生産拠点の完成予想
新生産拠点の完成予想図[クリックで拡大]出所:三菱電機

 次世代工場として5GとAI(人工知能)の活用に加え、三菱電機のFA統合ソリューション「e-F@ctory」に基づいた高度なSCM(Supply Chain Management)、ECM(Engineering Chain Management)の構築により、生産性、品質の改善サイクルを高速化し、納期の短縮と高品質、高効率な生産を実現する。AMR(自律型移動ロボット)の活用による物流の効率化や、生産現場のデジタルツイン化による同期生産推進などにより、需要変動に強い生産体制を目指す。

 FA制御システム製品市場では、EV(電気自動車)、リチウムイオンバッテリーなどの脱炭素関連分野や、半導体、電子部品などのデジタル関連分野を中心に、中長期的な需要拡大が見込まれている。

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