自動車バンパーも一体造形可能な新機種を光造形方式3Dプリンタシリーズに追加:3Dプリンタニュース
Bfullは産業用光造形(SLA)方式3Dプリンタ「ZRapid iSLA by B'fullシリーズ」のラインアップを拡充した。既存の4機種に造形サイズを拡大した新製品4機種を加えて合計8機種を展開する。
Bfullは2023年6月8日、産業用光造形(SLA:Stereolithography Apparatus)方式3Dプリンタ「ZRapid iSLA by B'fullシリーズ」のラインアップを拡充したことを発表した。既存の4機種に造形サイズを拡大した新製品4機種を加えて、合計8機種を展開する。
追加された新製品は、既存製品と同じくシングルレーザーを採用する「iSLA1100」、デュアルレーザーを搭載する「iSLA1300D」「iSLA1600D」「iSLA1900D」の合計4機種となる。デュアルレーザー搭載機種は、同時に2つのレーザーを走査させることが可能で、大型造形でも高速に3Dプリントできる。最上位機種のiSLA1900Dは、最大造形サイズが1900×1000×800mmで、1時間当たり150〜500gの造形が可能となる。
従来機種と同様に、新製品4機種は誤差±0.01mm以内の昇降式プラットフォームと高精度リコーティングシステムを採用する。形状再現性と表面精度に優れ、大型造形に対応しながらも高精度での造形が行える。
同シリーズに新製品4機種が加わり、さらなる大型造形ニーズに応える。想定される利用シーンとしては、自動車のバンパー、二輪車のフレームなどの一体造形や、バスタブをはじめとする住宅設備機器の試作、大型オブジェの製作などが挙げられる。
同社は、新製品4機種を追加した同シリーズの提供を通じ、さまざまなユーザーニーズに応えるとともに、3Dプリンティングの可能性の拡大に貢献していくという。
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