自社の生産ノウハウを搭載した、産業用光造形方式3Dプリンタを販売:3Dプリンタニュース
Bfullは、ZRapid製の産業用光造形方式3Dプリンタに、自社の生産ノウハウを搭載した「ZRapid iSLA by B'full」シリーズの販売を開始した。日本国内で供給する樹脂に適した設定をプリセットし、筐体にロゴマークを印字した2機種を提供する。
Bfullは2022年5月23日、ZRapid製の産業用光造形(SLA)方式3Dプリンタに、自社の生産ノウハウを搭載した「ZRapid iSLA by B'full」シリーズを発表した。「iSLA by B'full 660」と「iSLA by B'full 880」の2機種を提供し、価格は1000万円台となる。
「ZRapid iSLA」シリーズは、メンテナンス性に優れた、大型産業用光造形3Dプリンタ。中国など各国で導入されているが、Bfullでは14台を保有している。今回、日本国内で供給する樹脂に適した設定をプリセットし、筐体にロゴマークを印字してZRapid iSLA by B'fullシリーズとして展開する。
ハイスペックなレーザーシステムや精密なトップダウン方式を可能にするサーボモーターにより、高い出力品質を備える。機器が原因の造形失敗率を抑え、同社の3年間の運用実績では、年間故障率1%以下、成功率99%以上の高い堅牢(けんろう)性と出力品質を達成している。
iSLA by B'full 660は、本体サイズ1600×1300×1900mmで、最大造形サイズは600×600×300〜450mm、タンク容量は約160L(高さ300mmの場合)。iSLA by B'full 880は、本体サイズ1500×1400×2200mmで、最大造形サイズは800×800×400〜550mm、タンク容量は約345L(高さ400mmの場合)。Z軸は、タンクサイズを変更することで、150mm長くできる。積層ピッチは0.05〜0.1mmとなる。
同社は、2022年6月22〜24日に東京ビッグサイトで開催される「第5回 次世代3Dプリンタ展」に両機種を出品する予定だ。
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