この記事は、2023年6月5日発行の「日刊MONOist」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
世界的に地球環境に取り組む動きが広がる中で、MONOistでも製造業としてどう取り組むべきかをテーマに、主に脱炭素について取り上げている「カーボンニュートラルへの挑戦」と、モノづくりのやり方の変化について取り上げた「サステナブルなモノづくりの実現」という2つの特集ページを展開しています。日々、こうした情報を取り上げる中で、対環境面でもさまざまな枠組みが出てきているなと感心しています。
その動きの1つとして興味深いと思ったのが、レノボ・ジャパンで聞いたCO2排出権を製品と組み合わせて販売するという動きです。これは例えば、PCを買った場合、その使用中に発生するCO2排出量を事前に計算し、その分の排出権を一緒に販売するというものです。
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