検索
ニュース

16nm FinFET採用の車載用MRAMの提供に向けて共同開発を開始組み込み開発ニュース

NXP Semiconductorsは、16nm FinFETを使用した車載用MRAMの提供に向けてTSMCと提携する。MRAMの採用で新機能の導入やアップデートの高速化が期待できる。初期製品サンプルは2025年初頭に出荷予定だ。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 NXP Semiconductorsは2023年5月16日、16nm FinFETを使用した車載用MRAM(Magnetic Random Access Memory)の提供に向けて、台湾の大手ファウンドリーTSMCと提携すると発表した。初期製品サンプルは2025年初頭に出荷予定だ。

 TSMCの16nm FinFETを使用したMRAMは、100万サイクルの耐久性、はんだリフローのサポート、150℃環境下で20年のデータ保持が可能で、車載アプリケーション要件を上回る性能を持つ。MRAMは20MBのコードのアップデートを3秒で完了するため、ソフトウェアアップデートの中断時間を抑えられる。

 SDV(Software Defined Vehicle)では、単一のハードウェア上で複数世代のソフトウェアアップデートをサポートする必要がある。MRAMのスピードと堅牢性により、新機能の導入やアップデートの高速化が期待できる。NXPのS32車載プロセッサとTSMCのMRAMの統合により、高信頼性の製品を提供できる。

キャプション
SDVのイメージ[クリックで拡大] 出所:NXP

⇒その他の「組み込み開発ニュース」の記事はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る