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G7で日本のカーボンニュートラルをアピール、多様なモビリティを展示:脱炭素
G7サミットが2023年5月19〜21日に広島県広島市で開催される。これに合わせて、日本自動車工業会はカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを展示する。
G7サミット(主要国首脳会議)が2023年5月19〜21日に広島県広島市で開催される。これに合わせて、日本自動車工業会(自工会)はG7国際メディアセンターに隣接する「ひろしまゲートパークプラザ」にて、カーボンニュートラル達成に向けた取り組みを展示する。テーマは「Diversity in Carbon Neutrality カーボンニュートラルにも、多様性を」とし、約35台のモビリティを紹介する。
会場では、EV(電気自動車)の乗用車や商用車、軽自動車、二輪車のラインアップ、EVのバッテリーを使ったエネルギーマネジメントや資源循環、商用車の電動化による物流のCO2排出削減、FCV(燃料電池車)の商用車、水素やカーボンニュートラル燃料などエネルギーを作り、運び、使うための取り組み、生活の足として移動を支える日本発の軽自動車などをアピールする。また、広島の企業26社が戦後復興の歩みや将来に向けた取り組みを展示する。
2023年度内に発売予定の軽商用EV
スズキ、ダイハツ工業、トヨタ自動車の3社は、共同開発した軽商用バンタイプのEVのプロトタイプを展示する。ダイハツが生産し、3社がそれぞれ2023年度内に販売する。CJPT(Commercial Japan Partnership Technologies)も参画し、効率的なラストワンマイルの輸送に最適な仕様を追求したとしている。1回の充電で200km走れる。
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