純国産VR空間構築/体験ソフトウェアに新機能を加えてリブランディング:VRニュース
ソリッドレイ研究所は、自社開発の純国産VR空間構築/体験ソフトウェア「moage」の提供開始を発表した。moageを活用することで「理論、学術に基づいたVRが実現しやすくなる」(同社)という。
ソリッドレイ研究所は2023年4月27日、自社開発の純国産VR(仮想現実)空間構築/体験ソフトウェア「moage」の提供開始を発表した。moageを活用することで、「理論、学術に基づいたVRが実現しやすくなる」(同社)という。
moageは、同社がこれまで20年以上にわたり開発、販売してきた「OMEGA SPACE」を前身とする、VR空間を構築/体験するためのソフトウェアである。今回、新しい機能を実装すると同時にサポート体制を強化することで、ソフトウェアの名称を「moage」に改め、リブランディングしてリリースすることとした。
moageを使用すれば、学生/一般ユーザーでも簡単なVRコンテンツを作成することが可能で、3D CADやモデリングソフトウェアを使用できるユーザーであれば、より高度なVRコンテンツを製作できるという。例えば、プロジェクション型による不動産コンテンツやヘッドマウントディスプレイ(HMD)型による技能訓練コンテンツなど、さまざまなVR空間の構築、VRコンテンツの体験が可能になる。
同社は、リブランディングに向けて以下の開発コンセプトを掲げる。
- 理論、学術に基づいたVR空間の実現しやすさ
- 実寸大表示の実現のしやすさ
- さまざまなスクリーン形状、さまざまな立体方式
- マルチPCによるマルチシンフォニー機能と負荷軽減
- ネットワーク通信を使用した遠隔地同期
- ハイレベルなVR体験を実現する多様な機能と拡張性
- 対応デバイスの多さ、他システムの接続性と拡張性
- 初心者でも使いやすい機能とサポート体制
- 分かりやすいライセンス形式とサブスクリプションの導入
今回の発表に併せ、同社はmoageの紹介映像をYouTubeに公開。また、今後の展望として、VRコンテンツの製作になじみのないユーザーに向けて、moageの使い方をステップごとに分かりやすく解説した動画を、自社WebサイトおよびYouTubeに順次配信するとしている。
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