ニュース
半導体製造装置企業の特許資産規模ランキング発表、1位は東京エレクトロン:知財ニュース
パテント・リザルトは、半導体製造装置企業が保有する特許資産を総合評価した「半導体製造装置業界 特許資産規模ランキング」を発表した。1位は東京エレクトロン、2位はAPPLIED MATERIALS、3位はSCREENホールディングスとなっている。
パテント・リザルトは2023年1月17日、半導体製造装置企業が保有する特許資産を総合評価した「半導体製造装置業界 特許資産規模ランキング」を発表した。1位は東京エレクトロン、2位はAPPLIED MATERIALS、3位はSCREENホールディングスとなっている。
同社が独自に分類した半導体製造装置業界の企業を対象に、2021年4月〜2022年3月の1年間に登録された特許について調査。注目度で得点化する「パテントスコア」を用いて評価し、企業ごとに集計してランキングした。
1位の東京エレクトロンでは、「高スループットで処理可能な、小型の塗布、現像装置」「光を照射する基板処理装置において、光源部の発光状態の安定化を図り、安定した作業を行う方法」が注目度の高い技術として挙げられる。
2位のAPPLIED MATERIALSは、「エネルギーストレージデバイスにリチウム金属を堆積させ、また処理する方法」「基板上の粒子汚染を増加させず、パージガス・加圧ガスの流量を増加させる装置」が特に注目度の高い技術だ。
3位のSCREENホールディングスでは、「印刷画像の視認性低下を抑制し、かつコーティング層の印刷不良を確認できる固体製剤」「基板の外周部における処理幅を精密に制御できる基板処理装置」が注目度の高い技術としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 精密機器業界のやりがいを感じる企業ランキング――1位は東京エレクトロン
企業口コミサイト「キャリコネ」が「精密機器業界の仕事にやりがいを感じる企業ランキング」を発表した。1位は「東京エレクトロン」、2位「村田製作所」、同率3位が「ブラザー工業」「ソニー」だった。 - 半導体不足の裏で大奮闘、語られざる半導体商社の仕事を知る
半導体不足などのニュースで、半導体の流通に携わる「半導体商社」にスポットライトが当たる機会はあまりない。半導体の流通業務に携わる商社の立場から見て、昨今の半導体不足はどのように見えていたのか。そもそも半導体商社はどのような仕事をしているのか。コアスタッフ代表取締役に話を聞いた。 - 先端ロジック半導体のファウンドリを国内誘致へ、半導体・デジタル産業の国家戦略
経済産業省は2021年6月4日、半導体産業やデジタル産業を国家戦略として推進する「半導体・デジタル産業戦略」を取りまとめ公開した。全ての産業の根幹にデジタル産業、半導体産業があると位置付け、先端ロジック半導体の量産化に向けたファウンドリの国内誘致推進などの戦略を紹介した。 - 2nm半導体の国産製造会社「Rapidus」始動、トヨタら8社が出資し5年で量産開始
経済産業省は2022年11月11日、次世代半導体の設計・製造基盤の確立に向けた取り組みとして、新しい研究開発組織「技術研究組合最先端半導体技術センター(LSTC)」の2022年内の立ち上げと、製造基盤確立に向けた研究開発プロジェクトの採択先を「Rapidus」に決めたことを発表した。 - RapidusとIBMが2nm半導体の量産へ協力、日本の半導体産業に期待寄せる
IBMとRapidus(ラピダス)は2022年12月13日、東京都内で会見を開き、半導体の微細化技術の発展に向けた共同開発パートナーシップを締結したと発表した。 - 2nm半導体の国産目指すRapidusとベルギーのimecが協業へ、覚書を締結
2nmプロセスの半導体の量産を目指す新設半導体企業であるRapidusと、ベルギーの半導体研究開発機関であるimecは2022年12月6日、先端半導体技術の研究開発において、長期的かつ持続的な協力関係を構築するためMOC(協力覚書)を締結したと発表した