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ローターの小歯100枚、5相ステッピングモーターに業界最小の高分解能タイプを追加:FAニュース
オリエンタルモーターは、5相ステッピングモーター「PKP」シリーズの高分解能タイプに、取付角寸法28mmを新たに追加した。標準タイプに比べ、ローターの小歯が2倍の100枚となっている。
オリエンタルモーターは2023年1月20日、5相ステッピングモーター「PKP」シリーズの高分解能タイプに、取付角寸法28mmを新たに追加し、販売を開始した。同社によると業界最小サイズとなり、装置の小型化に貢献する。定価は4900円(税別)からで、月産販売目標を500台とする。
高分解能タイプは基本ステップ角度が0.36度で、標準タイプに比べてローターの小歯が2倍の100枚となっている。摩擦負荷に対する変位角度を小さくでき、高精度な位置決めが可能だ。摩擦負荷が常に加わる用途でも、安定して動作する。
レーザー顕微鏡、デジタルマイクロスコープ、定量ポンプ、監視カメラ、精密ステージなどの用途に向いている。
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