ニュース
IoTサービス向けPaaS専用の通信モジュール:組み込み開発ニュース
ナチュラルスタイルは、さくらインターネットのIoTサービス向けPaaS「さくらのモノプラットフォーム」専用の通信モジュール「MixDake for モノプラットフォーム 開発ボード」を発売した。
ナチュラルスタイルは2023年1月16日、さくらインターネットのIoT(モノのインターネット)サービス向けPaaS(Platform as a Service)「さくらのモノプラットフォーム」専用の通信モジュール「MixDake for モノプラットフォーム 開発ボード」を発売したと発表した。価格は、ボード1台当たり1万7600円(税込み)。NaturalStyle Storeから購入できる。
同開発ボードは、Nordic製のLTE無線モジュール「nRF9160」、さくらインターネットのIoT向けSIMサービス「さくらのセキュアモバイルコネクト」のチップ型SIMを搭載。ボードに実装された2.54mmピッチのピンヘッダで、ユニバーサルプレートやブレッドボードと組み合わせて利用できる。別売りのM5Stack向け変換基板、Nucleo向け変換基板、J-Linkコネクタ変換基板を用いれば、汎用マイコンボードでの開発も可能だ。
さくらのモノプラットフォームは、IoTシステムの構築や運用に必要なプラットフォーム、設計情報、通信回線を提供するPaaS。これまで同プラットフォームに接続する通信モジュールを検証、開発用に提供していたが、複数台での検証や数十台から数百台規模の製造用に通信モジュールを購入したいという要望を受け、同開発ボードの販売を決定した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- IoTシステムの構築を容易にする「モノプラ」、デバイスとクラウドの通信を仲介
さくらインターネットは2022年3月24日より、IoTデバイス、クラウドアプリケーション、通信回線の連携を容易化するプラットフォーム「さくらのモノプラットフォーム」の提供を開始すると発表した。 - テレワークで取引先とMBDを、スーパーテレワークコンソーシアム発足
さくらインターネットと静岡県長泉町、テクノプロ・ホールディングス、デジタルツインズ、ブロードバンドタワーは2020年4月28日、「スーパーテレワーク・コンソーシアム」の設立に向けて基本合意したと発表した。組織体はインターネット協会に置き、2020年度中の設立を目指す。 - 5G対応のソフトウェアベース通信システムを提供へ、BBSakura Networksが発足
ソフトバンク子会社でインターネットエクスチェンジ(IX)事業を手掛けるBBIXと、さくらインターネットは、モバイルネットワークソリューションを提供する合弁会社のBBSakura Networksを設立すると発表した。 - IoT基盤向け通信モジュールの最新ファームウェア、待機中消費電力を80%削減
さくらインターネットは、IoTプラットフォーム「sakura.io」向け通信モジュール「sakura.ioモジュール(LTE)」の最新ファームウェアの提供を開始した。待機中の消費電力を最大80%削減できる。 - Sigfox、LoRa、Wi-SUNの同時検証が可能なLPWAテストベッド、横須賀市で開始
さくらインターネットは、情報通信研究機構、横須賀市などと共同で、Sigfox、LoRa、Wi-SUNの3方式の同時検証が可能なLPWAテストベッド構想をまとめた。ハイブリッドLPWAテストベッドを構築し、2018年4月にサービスを開始する。 - IoT活用の「やりたい」に注力できる、「sakura.io」は月額料金60円
さくらインターネットは、2017年5月上旬からIoTプラットフォーム「sakura.io」の提供を開始すると発表した。価格は、ソフトバンクのLTE閉域網を用いる通信モジュールの単価が8000円で、sakura.ioの月額利用料金が通信モジュール1台につき60円。2017年度の1年間で10万台の通信モジュールの販売を見込む。