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上海にロボットメガファクトリーを開設、完全自動化設備で次世代製品を製造:工場ニュース
ABBは、中国上海市に最新鋭のロボットメガファクトリーを開設した。デジタル技術とオートメーション技術を駆使した生産施設で、完全自動化されたフレキシブルな設備を使い、次世代ロボットを製造する。
ABBは2022年12月2日、中国上海市に最新鋭のロボットメガファクトリーを開設したと発表した。1億5000万ドル(約207億円)を投資し、敷地面積6万7000m2の生産および研究開発施設を新設した。
デジタル技術とオートメーション技術を駆使した生産施設では、完全自動化されたフレキシブルな設備で次世代ロボットを製造する。2021年には世界のロボット設置台数の51%を占める世界最大のロボット市場の中国で、ロボティクスとオートメーション製品の供給体制を強化する。
生産施設では、デジタル製造エコシステムを構築し、バーチャルプランニングと生産管理システムを活用して生産性を最大化する。従来の固定式組み立てラインではなく、柔軟なモジュール式の生産セルをデジタル接続し、AI(人工知能)搭載ロボットシステムがネジ打ちや組み立て、マテハンなどの作業を担う。
研究開発施設では、自律移動、デジタルツイン、マシンビジョンなどの最先端ソリューションをさまざまな企業と共同研究し、新たに生まれるイノベーションにより、安全で使いやすいロボットの開発を目指す。広範な分野の顧客とのコラボレーションセンター「オープンラボ」も開設する。
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