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クラウドスケールでのシミュレーションを実現可能にする「Onshape Simulation」CAEニュース

米PTCは、SaaS型の製品開発ソリューションである「Onshape」において、新たにクラウドスケールでのシミュレーションを実現する「Onshape Simulation」の提供開始を発表した。

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 米PTCは2022年10月11日(米国時間)、SaaS(Software as a Service)型の製品開発ソリューションである「Onshape」において、新たにクラウドスケールでのシミュレーションを実現する「Onshape Simulation」の提供開始を発表した。

米PTCはSaaS型の製品開発ソリューションである「Onshape」において、新たにクラウドスケールでのシミュレーションを実現する「Onshape Simulation」の提供開始を発表した
米PTCはSaaS型の製品開発ソリューションである「Onshape」において、新たにクラウドスケールでのシミュレーションを実現する「Onshape Simulation」の提供開始を発表した[クリックで拡大] 出所:PTC

Onshape Simulationとは

 Onshape Simulationは、FEM(有限要素法)解析を高速かつシンプルな方法で実行し、製品開発プロセス全体を通じて構造解析が行えるシミュレーション環境で、現在「Onshape Enterprise」ユーザー向けに提供されている(「Onshape Professional」ユーザーに対しても順次提供を開始する予定とのこと)。

 Onshapeは、3Dモデリング(CAD)、データ管理(PDM)、リアルタイムコラボレーション、ビジネス分析ツールなどが集約されたクラウドネイティブのSaaS型製品開発ソリューションだ。今回、クラウドスケールでのシミュレーションを実現するOnshape Simulationが新たに加わったことで、設計者は構造解析の設定と計算に要する時間、労力、ワークフローを削減できるようになる。

 Onshape上で設計/解析業務を行う際、CADとシミュレーションで同一定義のモデルが用いられているため、シミュレーションの実行に必要なアセンブリのセットアップ作業などが大幅に軽減でき、設計者はOnshape上での設計作業からシームレスに構造解析を実施し、強度や剛性などを高精度に把握することが可能となる。解析実行前のプリプロセスやメッシングの手間や時間が不要で、アセンブリの設計と解析を同時に進められるようになり、複数の設計バリエーションを迅速に検討できる。

 また、設計変更などによって3Dモデルの形状が変更された際には、シミュレーション結果も自動でアップデートされる。

 シミュレーション結果はOnshapeのPDM機能で版管理され、全ての設計バリエーションとそのシミュレーション結果などを、あらゆる関係者に即時共有でき、コラボレーションの促進と迅速な意思決定に役立てられる。

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