ニュース
PTC、クラウドネイティブのCAD/PLMをつなぎ製品開発を加速させる新機能を提供:メカ設計ニュース
米PTCは、クラウドネイティブの製品開発ソリューション「Onshape」と、PLMソリューション「Arena」の連携を実現する新機能「Onshape-Arena Connection」の提供開始を発表した。
米PTCは2022年9月13日(現地時間)、クラウドネイティブの製品開発ソリューション「Onshape」と、PLMソリューション「Arena」の連携を実現する新機能「Onshape-Arena Connection」の提供開始を発表した。
Onshape-Arena Connectionの活用により、ワンクリックでOnshapeとArenaの間で製品データの即時共有が可能となり、製品開発プロセスの加速、サプライチェーンパートナーとのスムーズな協業を実現する。
Onshape-Arena Connectionは継続的かつ機能横断的な製品開発をサポートし、製造工程におけるコストとスケジュールへの影響を大幅に軽減。設計、品質、調達などの全ての製品開発関係者が、常に同じバージョンの製品データを利用して作業を進めることができる。これにより、いつでも設計内容を確認でき、金型発注や製造ラインの立ち上げといった高額投資を実施する前などに、設計の見直しや改善が図れるようになる。
Onshape-Arena Connectionはダウンロード/インストール不要で、OnshapeおよびArenaのユーザーであれば、追加費用なしで利用することが可能だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- DXジャーニーを推進するUDトラックス、データ主導型モノづくり実現でPTCと協業
UDトラックスは、同社のDXジャーニーの推進を加速すべく、2022年5月12日に3D CADやPLM、IoTプラットフォーム、ARソリューションなどを手掛けるPTCジャパンとの協業を発表した。今回、両社が協業に至った背景や具体的な取り組み内容などについて、UDトラックスの担当者に話を聞いた。 - ニューノーマル時代のトップランナーへ、PTCジャパン桑原氏がSaaS戦略を語る
3D CADやPLM、さらにはIoT、ARの領域において存在感を示すPTCは、新たにSaaS(Software as a Service)戦略の強化を進めている。Onshapeの買収、そしてSaaS戦略の構想を実現するプラットフォーム「Atlas」について、PTCジャパン 代表取締役/PTC アジア太平洋地域 統括責任者の桑原宏昭氏に話を聞いた。 - CADだけじゃない! Onshapeを活用した“SaaS型”製品開発アプローチの有効性
PTCジャパンは、オンラインイベント「PTC Virtual DX Forum Japan 2020」を開催。リモートワークをテーマとする分科会セッションでは、2019年11月に買収したOnshapeを活用した製品開発のアプローチとその有効性を紹介する講演が行われた。 - CAD/PLM業界もSaaS化へシフト、PTCが「Onshape」日本語版の提供開始を発表
PTCジャパンは、SaaS型製品開発プラットフォーム「Onshape」の“日本語版”の提供開始に併せ、オンライン記者説明会を開催。Onshapeの詳しい特長とともに、同社が推進するSaaS戦略のビジョンや今後の展開について語った。 - PTCがOnshapeに続きArenaを買収、包括的なCAD+PLM SaaSソリューションの提供へ
米PTCは、SaaS(Software as a Service)型のPLMプラットフォームを展開するArena Solutionsを買収する正式契約を交わした。PTCは産業分野における製品開発向けSaaSソフトウェアの展開をさらに強化し、包括的なCAD+PLM SaaSソリューションの提供を行う。 - CAD、PLMからARまで、SaaSはニューノーマルの最適解
PTCはバーチャルライブイベント「LiveWorx 20 Virtual」で、同社のSaaS型ソリューションの特徴や最新事例について語った。また、特にリモートワークに役立つARソリューションおよび、その開発環境についても紹介した。