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アクセンチュアがデータサイエンス企業のALBERTを買収:製造マネジメントニュース
アクセンチュアは、ALBERTの買収に向けた、公開買い付けが成立したことを発表した。手続きの完了をもって、ALBERTは同社の子会社となる。
アクセンチュアは2022年11月15日、ALBERTの買収に向けた、公開買い付けが成立したことを発表した。同年9月30日から実施していた株券等の公開買付けが終了し、手続きの完了をもって、ALBERTは同社の子会社となる。
ALBERTは、ビッグデータの解析やAI(人工知能)アルゴリズムの開発、AI活用コンサルティング、データサイエンティスト育成支援などのサービスを提供している。設立は2005年で、2015年には東京証券取引所マザーズ市場(現グロース市場)へ上場した。
今回の買収により、ALBERTのデータサイエンスを専門とする社員と支援チームメンバーら約250人は、データ主導型の経営支援サービスを提供するアクセンチュアのAIチームに参加する。
アクセンチュアは今後、企業活動で生じるさまざまなデータを補足し、それに基づいたデータ主導型の企業経営を支えるサービスを強化する。ALBERTのデータ分析力とAI活用における知見が加わることで、AIの社会実装が進むとしている。
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