SOLIDWORKSユーザーにあらためて「3DEXPERIENCE Works」の提供価値を訴求:3DEXPERIENCE WORLD JAPAN 2022(2/3 ページ)
ソリッドワークス・ジャパンは2022年11月14日、年次ユーザーイベント「3DEXPERIENCE WORLD JAPAN 2022」を東京都内で開催した。基調講演では、3DEXPERIENCE Works担当 エグゼクティブバイスプレジデントのジャン・パオロ・バッシ氏が登壇し、「SOLIDWORKSと製品イノベーションの未来」と題して、SOLIDWORKSと3DEXPERIENCE Worksとの関係や、3DEXPERIENCE Worksがもたらす価値について説明した。
3DEXPERIENCE Worksのミッション/提供価値とは
さらに、バッシ氏は自らが主導する3DEXPERIENCE Worksのミッションについて「世界で最も成功したデザインエコシステムを、世界で最も強力なイノベーションポートフォリオに拡大することだ」と強調。3DEXPERIENCEプラットフォームをコアに、ダッソー・システムズが展開する他のアプリケーションブランドと連携し、設計、シミュレーション、製造、マーケティング、ガバナンスの5つのドメインに向けて、その価値を拡大させるという。
「いつでも、どこでも、どのデバイスからでも、クラウド上のプラットフォームを通じて、これら5つのドメインに価値をもたらすソリューションを提供する」(バッシ氏)
3DEXPERIENCEプラットフォームとつながる3DEXPERIENCE Works製品ポートフォリオは、設計、シミュレーション、製造、マーケティング、ガバナンスの5つのドメインを対象に構成されており、それぞれのドメインの各業務に必要なアプリケーションを1つにまとめ、ロールという単位で提供している。これは柔軟性と拡張性を兼ね備えた提供方式であり、「大企業だけでなく、中堅/中小企業やスタートアップ、学生/教育機関、メイカーといった幅広い層で、3DEXPERIENCE Works製品ポートフォリオの活用が広がっている」(バッシ氏)。
3DEXPERIENCE Worksがもたらす3つ価値
そして、実際に3DEXPERIENCE Worksを活用することで、デジタルトランスフォーメーション(DX)、ビジネストランスフォーメーション(BX)、テクノロジートランスフォーメーション(TX)の3つの価値がもたらされるという。
これら3つの価値について、バッシ氏は「クラウドには無限の計算能力、無限のスケーラビリティがあり、限られたリソースから解放される。クラウドプラットフォームで、人/アイデア/データと、ソリューションをつなぐことでイノベーションが生まれる。これがDXの基本となる価値だ。BXの価値は、3DEXPERIENCE Worksによって全てがつながることで得られる。常に最新の信頼できるデータにアクセスし、そこから素晴らしい情報が得られるようになる。ミスも減り、コラボレーションが促進される。そして、TXの価値は、3DEXPERIENCE Worksが対象とする5つのドメインで提供する製品ポートフォリオの全てが、いつでも、どこでも、どのデバイスからでもアクセスでき、それらが連携することで、イノベーションの創出につなげられる点だ」と説明する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.