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SOLIDWORKSユーザーにあらためて「3DEXPERIENCE Works」の提供価値を訴求3DEXPERIENCE WORLD JAPAN 2022(1/3 ページ)

ソリッドワークス・ジャパンは2022年11月14日、年次ユーザーイベント「3DEXPERIENCE WORLD JAPAN 2022」を東京都内で開催した。基調講演では、3DEXPERIENCE Works担当 エグゼクティブバイスプレジデントのジャン・パオロ・バッシ氏が登壇し、「SOLIDWORKSと製品イノベーションの未来」と題して、SOLIDWORKSと3DEXPERIENCE Worksとの関係や、3DEXPERIENCE Worksがもたらす価値について説明した。

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 ソリッドワークス・ジャパンは、3次元設計ソリューション「SOLIDWORKS」の年次ユーザーイベント「3DEXPERIENCE WORLD JAPAN 2022」を東京都内で開催した(会期:2022年11月14日/オンライン配信:同年11月14日〜12月4日)。

 基調講演では、3年ぶりに来日したダッソー・システムズ 3DEXPERIENCE Works担当 エグゼクティブバイスプレジデントのGian Paolo Bassi(ジャン・パオロ・バッシ)氏が登壇し、「SOLIDWORKS AND THE FUTURE OF PRODUCT INNOVATION(SOLIDWORKSと製品イノベーションの未来)」と題して、SOLIDWORKSと「3DEXPERIENCE Works」との関係や、3DEXPERIENCE Worksがもたらす価値について説明した。

基調講演に登壇したダッソー・システムズ 3DEXPERIENCE Works担当 エグゼクティブバイスプレジデントのGian Paolo Bassi(ジャン・パオロ・バッシ)氏
基調講演に登壇したダッソー・システムズ 3DEXPERIENCE Works担当 エグゼクティブバイスプレジデントのGian Paolo Bassi(ジャン・パオロ・バッシ)氏[クリックで拡大]

人/アイデア/データと、ソリューションをつなぐことで価値を生む

 SOLIDWORKSブランドを展開するダッソー・システムズは、「製造業」「ライフサイエンス&ヘルスケア」「インフラ&都市」の3つの分野に変革をもたらす存在として、輸送&モビリティ、航空宇宙&軍事、エネルギー&材料など11の業界に対し、SOLIDWORKSの他、「CATIA」「SIMULIA」「ENOVIA」「DELMIA」といった13のアプリケーションブランドを展開する。

 そして、「人/アイデア/データと、ソリューションをつなぐことで価値が生まれる。これを1つのプラットフォーム(ワンプラットフォーム)で提供する」(バッシ氏)との考えに基づき、各アプリケーションやプロセス間の連携、コラボレーションを実現するビジネス&イノベーション基盤「3DEXPERIENCEプラットフォーム」を展開し、価値提供を行っている。

 近年、SOLIDWORKSブランドにおいても“プロダクト思考からプラットフォーム思考へ”の動きを強めており、ダッソー・システムズの一員として、3DEXPERIENCEプラットフォームとの連携、他のアプリケーションブランドの技術や機能を活用した拡張などに力を入れている。その動きを象徴するのが、SOLIDWORKSユーザーにプラットフォームの価値をもたらす新たなポートフォリオとして展開を強化する3DEXPERIENCE Worksだ。

SOLIDWORKSブランドにおいても“プロダクト思考からプラットフォーム思考へ”の動きを加速
SOLIDWORKSブランドにおいても“プロダクト思考からプラットフォーム思考へ”の動きを加速[クリックで拡大] 出所:ソリッドワークス・ジャパン

 2022年2月にオンライン開催された「3DEXPERIENCE WORLD 2022」では、約7年間SOLIDWORKSブランドの最高経営責任者(CEO)を務めてきたバッシ氏に代わり、Manish Kumar(マニッシュ・クマー)氏がSOLIDWORKSの新CEOに就任。同時に、バッシ氏がエグゼクティブバイスプレジデントとして、3DEXPERIENCE Worksを主導していくことが発表されている。

 こうした戦略強化により、SOLIDWORKSは、従来のデスクトップ版SOLIDWORKSに加えて、3DEXPERIENCEプラットフォームとつながる3DEXPERIENCE Works製品ポートフォリオの製品設計ロールとして提供される「3DEXPERIENCE SOLIDWORKS(コネクテッド版SOLIDWORKS)」、さらにフルクラウド/Webブラウザベースの「SOLIDWORKS CLOUD」(2022年2月発表)を展開。ユーザーは、デスクトップ、クラウド拡張、クラウドネイティブの3つの形態のSOLIDWORKSを目的に応じて選択したり、あるいは組み合わせたりして活用することができる。

 現在、SOLIDWORKSユーザーは約650万人いるといわれ、約37万の企業、3万3000の教育機関、800のファブラボなどで活用されているという。また、アナリストによる市場シェアレポートの結果を踏まえ、バッシ氏は「SOLIDWORKSのライセンス数は、他の商用CADよりも多く、その数を急速に伸ばしている」と述べ、好調さをアピールする。

SOLIDWORKSの普及状況市場シェアについてのデータ SOLIDWORKSの普及状況/市場シェアについてのデータ[クリックで拡大] 出所:ソリッドワークス・ジャパン
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