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重切削化と高速回転に対応、工作機械主軸用アンギュラ玉軸受を2023年春に生産開始:FAニュース
日本精工は、工作機械主軸用のアンギュラ玉軸受「ロバストダイナシリーズ Jタイプ」を開発し、2023年春より生産を開始する。内部諸元を最適化し、荷重負荷能力が向上したほか、高速回転や軸受の長寿命化が可能になった。
日本精工は2022年10月13日、工作機械主軸用のアンギュラ玉軸受「ロバストダイナ(ROBUSTDYNA)シリーズ Jタイプ」を発表した。2023年春より生産を開始し、2026年までに年間20億円の売上を目指す。
ボールの大径化など、内部諸元を最適化し、従来品の「ロバストシリーズ Hタイプ」(SUJ2鋼)に比べて荷重負荷能力が15%向上した。これにより、重切削加工に対応する。
また、内部諸元の最適化により、従来品と同等の高速性を有し、低速から高速回転まで幅広く対応する。加えて、独自の長寿命鋼を採用したことで、軸受寿命が従来品に比べて最大6倍長寿命化した。
材料と製造方法も改善しており、「ロバストダイナシリーズ Xタイプ」に比べて、製造時のCO2排出量を削減。省エネルギー化に貢献する。
同製品は、同日に発表した工作機械主軸軸受用耐焼付き性向上グリス「ロバストガード(ROBUSTGRD)」と合わせて「第31回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)」(同年11月8〜13日、東京ビッグサイト)に出品する。
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