カーボンニュートラルの実践工場で脱炭素社会に適した工作機械を生産:工場ニュース
ソディックは、油加工液仕様のリニアモーター駆動ワイヤ放電加工機「AX350L」を発表した。優れた位置決め性能と再現性を備えており、長時間の安定加工や自動化、省力化ニーズに応える構造、機能を搭載する。
オークマは2022年9月28日、同社のカーボンニュートラルの実践工場で生産する工作機械を「Green-Smart Machine」と定義し、全面展開すると発表した。世界中で加速する脱炭素社会に向けた取り組みとなる。
同社の国内主要生産拠点である3工場では、高い生産性と高精度加工を追求しながら、エネルギー消費を削減する取り組みを進めてきた。2022年10月からはグリーンエネルギーの利用を開始し、この3工場を先行してカーボンニュートラルの実践工場とする。
小型の2軸CNC旋盤から、複合加工機、5軸制御マシニングセンタ、大型の門形マシニングセンタまで、同社が取り扱う多様な工作機械は、高精度かつ高能率な加工が可能な知能化技術を備える。
今回、エネルギー消費を自律的に削減する独自技術を搭載し、CO2排出量の記録に対応したGreen-Smart Machineを、脱炭素社会実現に向けた環境対応型スマートマシンと宣言する。認知度を高めるため、2023年4月から国内出荷する機体にはGreen-Smart Machineのエンブレムを取り付けて販売する。
また、同社は脱炭素社会に向けて、工作機械の脱炭素化の成熟度モデルを設定した。Green-Smart Machineは、レベル4の「精度の安定性とエネルギー削減とを自律的に両立」を達成している。さらに、主軸冷却装置の新しい運転制御技術など、技術開発を継続し、レベル5の「あらゆる運転条件に対応した精度の安定性とエネルギー最小化とを自律的に両立」を目指す。
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