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三菱自の軽EVを三菱UFJ銀行から法人向けに提案、ミニキャブミーブも対象電動化

三菱自動車は2022年7月22日、三菱UFJ銀行との協業を発表した。三菱UFJ銀行の顧客基盤やネットワークを通じて、法人の取引先に電気自動車(EV)の「eKクロスEV」「ミニキャブ・ミーブ」を紹介する。また、三菱自動車の脱炭素化に向けたさまざまな取り組みを、三菱UFJ銀行が持つソリューションで支援する。

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 三菱自動車は2022年7月22日、三菱UFJ銀行との協業を発表した。三菱UFJ銀行の顧客基盤やネットワークを通じて、法人の取引先に電気自動車(EV)の「eKクロスEV」「ミニキャブ・ミーブ」を紹介する。また、三菱自動車の脱炭素化に向けたさまざまな取り組みを、三菱UFJ銀行が持つソリューションで支援する。

 eKクロスEVは軽乗用EVで、2022年6月16日に発売。月間販売目標台数は850台だったが、同年5月20日に先行受注を開始後1カ月で3400台を受注した。税込み車両本体価格は239万8000〜293万2600円だ。1回の充電で走行できる距離はWLTCモードで180kmとなる。三菱自動車の試算では、火力発電の比率が高い日本の電源構成であってもライフサイクル全体でのCO2排出量は、エンジン車の軽よりも軽EVの方が低く抑えられるという。

 ミニキャブ・ミーブは2022年秋に販売再開を予定している軽商用EVだ。日本郵政グループで配送用車両として導入実績がある。1回の充電での走行距離はJC08モードで150kmだ。メーカー希望小売価格は243万1000〜245万3000円。


三菱UFJ銀行 取締役副頭取執行役員の林尚見氏(左)と三菱自動車工業 代表執行役副社長の池谷光司氏(右)[クリックで拡大] 出所:三菱自動車

他社の軽EVは

 eKクロスEVは日産自動車と共同開発した。日産自動車では「サクラ」として販売しており、2022年7月上旬までに1万8000台以上を受注した。

 軽商用EVには間もなく競合モデルが登場する。スズキ、ダイハツ工業、トヨタ自動車の3社は共同開発した軽商用バンタイプのEVを2023年度に市場導入する。福島県と東京都での社会実装プロジェクトの中で、パートナー企業に活用してもらう。プロジェクトでは、大型トラックや小型トラックのゼロエミッション車(EVと燃料電池車=FCV)も含めて580台の電動商用車を導入し、物流事業者や小売事業者が参加する。

 ホンダは2024年に軽商用EVを発売する。車両価格は200万円以下に抑える目標だ。軽自動車「Nシリーズ」のノウハウを生かして量産効果を高める他、あらゆる領域でコストダウンを図るとしている。

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