会社を辞めたい理由、1位は「職場の人間関係が悪い」:キャリアニュース(2/2 ページ)
Biz Hitsが「会社を辞めたい理由ランキングと辞めたいときの対処法」を発表した。会社を辞めたい理由のトップ3は「職場の人間関係が悪い」「理不尽な扱いを受けた」「仕事量や残業が多い」だった。
辞めたくなったときの相談相手、辞められない理由は
次に、会社を辞めたくなったとき、誰に悩みを相談するかを尋ねた。その結果、「家族」(38.8%)が最も多かった。2位は「社外の人(友人、知人、恋人)」(27.5%)、3位は「誰にも相談しない」(19.6%)だった。
続いて、「会社を辞めたくなった場合の相談相手」を女性に尋ねた。多かった回答は「家族」(40.1%)、「社外の人」(30.8%)、「誰にも相談しない」(14.3%)だった。男性の回答に比べ、友人、知人、恋人といった「社外の人」の割合が高くなっている。
男性の「会社を辞めたくなった場合の相談相手」は「家族」(37.6%)、「誰にも相談しない」(27.5%)、「社外の人」(22.0%)となった。「誰にも相談しない」が女性の倍近くになっている。
会社を辞めたいと考える人が多い中、それでも辞めない理由は何か、多かった回答をランキング化した。
「会社を辞められない理由ランキング」1位は、圧倒的に回答が多かった「生活のため」(337人)だった。2〜5位は、「転職が難しい、仕事が見つかるか不安」(223人)、「給料や待遇が良い」(116人)、「今の仕事が好き、やりがいがある」(55人)、「職場の人間関係が良い」(49人)となっている。辞められない理由には、「生活への不安」と「嫌な面もあるが好きな面もある」の2つが大きく関わっていることが分かった。
「会社を辞めたい」と思ったときの対処法として、同社は3つの方法を紹介している。まず「会社を辞めたい理由」を紙に書き出してみることで、自分が何に不満を持っているのか客観的に知ることができ、今後について冷静に考えられるようになる。
続いて、書き出したそれぞれの理由を分析して「解決できる問題か」「本当に今辞めるべきか」「続けた方が良いか」を判断する。「ミスをしてしまう」という理由であれば努力次第で解決できるが、「会社全体がパワハラ体質」など自分自身の努力では解決が困難なこともある。
会社側の改善が見込めず、自分の努力ではどうにもならない場合は、転職を視野に入れること、特に「退職理由」や「志望動機」の書き方についてサポートしてくれる転職エージェントへの相談を勧めている。
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