瀬戸市にサスティナビリティを追求した新工場を建設、2024年春稼働予定:工場ニュース
日東工業は、2024年春に稼働開始予定の愛知県瀬戸市の新工場について、その概要を発表した。100%再生可能エネルギーの環境配慮型工場としてサステナビリティに考慮するほか、DXを採用したスマートファクトリーを目指す。
日東工業は2022年5月25日、愛知県瀬戸市に建設予定の新工場について、その概要を発表した。サステナビリティの観点から環境負荷低減に考慮するほか、DX(デジタルトランスフォーメーション)を採用したスマートファクトリーを目指す。
新工場は鉄骨造の2階建てで、工場棟の延床面積は4万7760m2。屋根に太陽光発電システム(発電容量1312kW)を設置し、各種生産設備の電力として使用する。また、蓄電池設備を導入し、事務エリアの防災電源を確保。不足電力分はカーボンフリー電力を購入し、100%再生可能エネルギーの環境配慮型工場とする。
CO2削減に向けた取り組みでは、工場南側敷地に設置する太陽光発電システム(発電容量1134kW)で発電した電力を、同社の中津川工場(岐阜県中津川市)へ託送する。他にも、100台のEV充電設備の設置、省エネ空調や高効率機器の導入、断熱性能の向上、屋根からの採光などにより、エネルギー収支ゼロを目指したZEB(Net Zero Energy Building)の取得を予定している。
DXも推進し、独自のスマートオーダーキャビネットの生産システムを導入する。必要な製品データを生産設備に活用することで、自動かつ多品種少量生産に対応するほか、不要部品の指定により廃棄物削減に寄与する。仕様や生産、出荷情報を一括管理し、価格や納期を見える化できる。
稼働開始は2024年春の予定。電気機器収納用キャビネットやブレーカー、システムラック、光接続箱、熱関連機器などを生産する。
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