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フォルシアが自社工場AGVの経路最適化にシミュレーション技術を活用製造IT導入事例

フランスの自動車部品メーカー大手のFAURECIAが、自社工場内で使用する無人搬送車の経路を最適化するため、Dassault Systemesの「3DEXPERIENCEプラットフォーム」の導入範囲を拡大した。

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 Dassault Systemes(ダッソー)は2022年4月27日、フランスの自動車部品メーカー大手のFAURECIAが、自社工場内で使用する無人搬送車(AGV)の経路を最適化するため、「3DEXPERIENCEプラットフォーム」の導入範囲を拡大したことを発表した。

 FAURECIAでは、3DEXPERIENCEプラットフォームを基盤とする、ダッソーのインダストリーソリューションエクスペリエンスを採用。これにより、受注生産製品の組み立てラインの物流シナリオの最適化や検証を実施している。

 今回、自社工場構内のAGVによる部品物流シミュレーションにも適用することで、AGVの経路を最適化し、物流フローを改善した。また、バーチャルツインエクスペリエンスにより、AGVの経路やリソースの可用性、組み立て時の制約、変動性の検討、ラインバランシングや流れについて、量産開始前に工程シミュレーションが可能になった。

 FAURECIAは、クリーンモビリティ事業でデジタルファクトリープログラムを開始しており、AGV経路の最適化はその重要な一歩となる。3DEXPERIENCEプラットフォームの採用により、製品や工程、工場全体のデジタルデータの連続性を確保することで、工場設備の同期、サプライヤーの最適管理などによるエネルギー効率改善にもつながるとしている。

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